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ゴシップ・ブロガーのペレズ・ヒルトン、「弱い者いじめ」脱却宣言

2010年10月14日

 ロイターによると、セレブのファッションをコケにしたり、有名人のセクシュアリティを暴露したりもしてきたというゴシップ・ブロガーのペレズ・ヒルトンが「弱い者いじめをやめる」と宣言し、若者の自殺や同性愛者差別に関する問題意識を高める活動を支援すると語りました。

 アメリカで最も有名なゴシップ・ブロガーであるペレズ・ヒルトンは、ミスUSAの審査員に選ばれたり(カリフォルニア代表のキャリー・プレジーンに「同性婚を支持しますか?」と質問し、結果、彼女の優勝はなくなりました)、アワードや様々なパーティに招待されるセレブでもあります。いわば、毒舌をウリにして有名になったタレントです。

 オープンリー・ゲイでもあるペレズ・ヒルトンは、13日に放送された人気トーク番組「エレン・デジェネレス・ショー」に出演し(エレン・デジェネレスはオープンリー・レズビアンの人気タレントです)、「弱い者いじめをしているともう思われたくない」と述べ、「今後は問題を作る側ではなく、解決する側になりたい」と語ったそうです。

 ペレズ・ヒルトンがこのように考えるきっかけとなったのは、19歳の学生、タイラー・クレメンティさんがネット上で盗撮映像を流され、自殺した事件でした。

 アメリカで10代のゲイの自殺が相次ぐ中、多くのセレブが声を上げ、プロジェクトを立ち上げていますが、ペレズ・ヒルトンもまた、その輪の中に加わったのです。
(後藤純一)


芸能ブロガーのP・ヒルトン氏、「弱い者いじめ」脱却宣言(ロイター)
http://jp.reuters.com/article/entertainmentNews/idJPJAPAN-17651820101013

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