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サンスター、「ネイルにレッドリボンを」キャンペーンで「PLuS+」に参加

2010年11月04日

 歯ブラシや歯磨き粉などで有名なサンスターが「ネイルにレッドリボンを」というキャンペーンを企画し、1010日の「PLuS+ 2010 FINAL」でネイリストが「レッドリボンネイル」を施すという体験コーナーを出展していました。

 サンスターの企業サイトでは、トップページで「ネイルにレッドリボンを」キャンペーンが告知されているのを見ることができます。いかに企業内でHIVのことが大事なこととして認知されているかを物語っていると思います。

 「ネイルにレッドリボンを」キャンペーンは、今はHIVに感染していても適切な治療を受けながら元気に生活できるようになっているということがあまりに知られていない、また、正しい予防方法を知らないことによる新たな感染も拡がっている、として、ネイルにレッドリボンを描くことで、ひとりひとりが、身近な人たちに、それぞれの立場でエイズについて伝えてみよう、という草の根型の啓発キャンペーンだそうです。

 このキャンペーンの第1弾として、1010日に「日本最大級のエイズの啓発イベント」として「PLuS+」に参加しているのです。(ちゃんと「PLuS+」のサイトにリンクもはっています)

 基本的に「ネイルにレッドリボンを」は女性向けのキャンペーンだと思いますが、ゲイに対しても「いっしょにやろうね」とアピールしている姿勢に好感を持てます。
 「サポーターからのメッセージ」という欄では、『RENT』のプロデューサーの方(東宝の小嶋さん)などもコメントを寄せていました。
 ゲイだけじゃなく、HIVのことをみんなに伝えようという思いを共有する人たちのネットワークが生まれつつあるようで、とても素敵だと思いました。

 今週末にはグンゼとのコラボレーションにより、原宿で街頭キャンペーンが行われるそうです。
 また、1130日には、Ustreamを使ったイベントも行われるそうです。

 「ネイルにレッドリボンを」のキャンペーンは世界エイズデー前後の時期に行われるものですが、サンスターの企業サイトでは「Live Positive」という常設の企画もあります。(「HEALTHY LIFE お役立ち情報」というコーナーの中にあります)
 Live Positive」とは、サンスターの方が出会ったある女性陽性者の言葉。「HIV陽性者("HIV Positive")として、ポジティヴ(前向き)に生きていく」という宣言に共鳴し、このコンテンツを立ち上げたんだそうです。「それぞれの人生をHIVとともに生きる方々とその活動を、サンスターは応援します」
 そしてこのページでは、日本を含む4カ国でHIVとともに生きる6人の女性たちが綴ったエッセイが連載されたり、「何らかの形でHIVと向き合い、考えることになった人たちが、今、大切な誰かに伝えたい言葉をラブレターにした」という「Love Letter with Positives」というコーナーが設けられたりしています(「JaNP+」の長谷川博史さんの、二丁目のデリヘルボーイに宛てたラブレターも掲載されています)

 今まであまり知られていなかったと思いますが、サンスターはとても素敵な活動をしている企業であり、ゲイフレンドリーな企業でもあるのです。(後藤純一)

 

 

サンスター、「ネイルにレッドリボンを」キャンペーン実施(週刊粧業ブログ)
http://www.syogyo.jp/blog/blog0000336.html

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