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NHKのLGBT特設サイト『虹色』に張由紀夫さんとぷれいす東京の生島さんが寄稿

2010年12月02日

 何度となくLGBTを取り上げてきたNHK教育の番組『ハートをつなごう』と、そこから誕生したLGBT特設サイト『虹色』。LGBTの悩みやしんどさに寄り添い、これまでにもさまざまな意義ある記事を提供し、多くの反響を呼んできました(500通以上のメールが届いたそうです)

 その『虹色』に、HIV/エイズをテーマにした展覧会『ラヴズ・ボディ 生と性を巡る表現』について、Living Together(やREAL)で活躍する2人の大切な人が寄稿していました。
 


展覧会に出品されたハスラー・アキラ/
張由紀夫さんの作品『Red String』
 1人はこの展覧会に作品を出品しているハスラー・アキラ/張由紀夫さん。
 『Pandemic/世界は愛に溢れている』というタイトルで、今回出品した作品を製作するに至った経緯や、そこに込めた思いについて書いています。
 あの作品をご覧になって愛を感じたり、救われるような気持ちになったりした方も多いかと思います(こちらに素晴らしいレビューが掲載されています)。アキラさん/張さんが具体的にどんな経験をして、どんなことを思って製作したのかというエピソードを読んでいくと、作品に込められた思いがより如実に伝わってきます。
 そして、アーティストの方と交わした会話の中から感じたこと、今の社会の状況などについても思いをめぐらせ、本当に素敵な文章をプレゼントしてくれました。

 もう1人は、もう20年もHIV陽性者支援に携わってきたぷれいす東京の生島さん。
 元パートナーがHIVに感染し、体調を崩し、死にゆくまでの生き様を写したシリーズ作品を観て、多剤併用療法が発見される1996年以前、たくさんの方が亡くなっていったことを思い起こし、(おそらくは痛みとともに)当時のことを綴っています。
「なす術も無かった時代を生きていた彼らから、時を超えて僕らに語りかけるメッセージをぜひ受け取ってほしい」という言葉に、胸が締め付けられるような思いをします。

 世界エイズデーにふさわしい、本当に素晴らしい記事です。ぜひ、お読みください。
 また、『ラヴズ・ボディ 生と性を巡る表現』展は12月5日(日)まで開催されています。まだ行かれていない方はぜひ、足をお運びください。
(後藤純一)



エイズをテーマにした展覧会「ラヴズ・ボディ」を巡る2つの覚書 その1
http://www.nhk.or.jp/heart-net/lgbt/kiji/entry/article_026.html

エイズをテーマにした展覧会「ラヴズ・ボディ」を巡る2つの覚書 その2
http://www.nhk.or.jp/heart-net/lgbt/kiji/entry/article_027.html

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