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ゲイの従軍禁止政策の新たな法案、連邦下院を通過

2010年12月17日

 同性愛者の米軍勤務を禁じた「Don't Ask, Don't Tell」政策撤廃に向けた議会での再チャレンジが始まりました。

 同政策撤廃の内容を盛り込んだ関連法案の採決が先週、上院で阻止されました。これに対し、早くも新たな単独の法案が準備され、15日、連邦下院で審議され、250対175の賛成多数で可決しました。法案はこの後、上院に送られます。
 
 民主党は同法案の年内成立を目指しています。先の中間選挙の結果を反映して来年1月に始まる新会期では、上下両院で共和党の勢力が強まり、成立がさらに困難になるとみられるためです。

 上院で議事妨害を阻止するには60票の賛成票が必要となります。民主党は現在58議席しか確保していないため、少なくとも2人の共和党議員から支持を取り付ける必要があります。複数の中道派の共和党議員が法案を支持する姿勢を見せる一方で、時間をかけた審議が必要だとも主張しているそうです。

 この問題をめぐっては国防総省が先月、同性愛を公言する兵士を受け入れても軍に及ぼす長期的影響はほとんどないとする調査結果を報告しています。


同性愛者の軍務禁止規定 米下院が撤廃法案を可決(CNN)
http://www.cnn.co.jp/usa/30001243.html

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