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メリーランド州が同性婚を認めるアメリカで6番目の州になりそうです

2011年01月14日

 アメリカ東海岸のメリーランド州で同性婚が認められそうだというニュースが伝えられています。

 同州で同性婚を求めてきた「イクオリティ・メリーランド」という団体は、次のような声明を発表しました。「2011年は、メリーランドが雇用から結婚まで、すべての個人と家族を保護する法を採用する年になるでしょう。すべての州民を公正に扱う時代が来るのです」

 昨年11月の中間選挙では、多くの州で民主党が議席を失いました。メリーランド州でも下院で6議席を失いましたが、上院では2席を獲得し、上院下院とも多数を守っています。 
 こうした中、メリーランド州のマーティン・オマリー州知事が、同性婚を支持し、法案が議会で可決されたら署名すると表明したのです。
 現在、下院で90日間の審議が始まっています。民主党は楽観視しています。対する共和党は「シビルユニオンではどうか」という代替案を示しています。
 
 イクオリティ・メリーランドは、シビルユニオンでは十分ではない、と主張します。「シビルユニオンでは役に立ちません。シビルユニオンがある他の州では、人々はまさに命の危機に瀕しているパートナーの病床から遠ざけられ、愛した人に別れを告げることすらできないのです。結婚できないがゆえの悲劇です」

 昨年、州司法長官のダグ・ガンスラー氏が、司法によって同性婚を認めるという申し出を行い、全米の注目を集めました。

 民主党議員団長のヘザー・マズアー氏は、7人いるオープンリー・ゲイの議員の1人ですが、「パートナーを見舞う権利や生命保険の受取りなどと同様、結婚がゲイカップルに認められつつあります」と、語りました。「ここまで来るのに時間がかかりました。しかし、もう待つことはできません。今がその時です」

 メリーランドは、マサチューセッツ、コネチカット、ニューハンプシャー、アイオワ、バーモント(、ワシントンD.C.)に次ぐ同性婚を認める州になると見られています。

 しかし、州議会で同性婚法が可決された後、55000人の署名があれば、反対派はこれを住民投票に持ち込むことができます(メーン州ではそうして、議会で認められながらも、覆りました)。イクオリティ・メリーランドは「望むところだ」と意気込みます。「私たちは結婚の平等が達成されるまで、前に進み続けます」(編)



Maryland set to expand gay rights, same-sex marriage (CNN)
http://edition.cnn.com/2011/POLITICS/01/12/maryland.same.sex.marriage/index.html?hpt=T2

Maryland edges towards gay marriage(PinkNews)
http://www.pinknews.co.uk/2011/01/13/maryland-edges-towards-gay-marriage/

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