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今、アメリカではゲイのスポーツバーが流行中

2011年01月14日

 金融情報サイト「ブルームバーグ』が興味深いニュースを届けてくれました。今、アメリカではゲイのスポーツバーが流行中なんだそうです。
 
 ニューヨークの「BOXERS NYC」は、外から見ればごくふつうのスポーツバーのように見えます。店内には、ニューヨーク・ニックスの試合を放映する薄型テレビ14台、ビリヤード台2台、ダーツボードが設置され、スーツ姿の男性がビニールカバーのついた椅子に座り、ブラックベリーをいじりながらビールを飲んでいます。しかし、スピーカーからは大音量でレディ・ガガの曲が流れ、ビールを出すバーテンダーはアンダーウェア姿、というところがゲイバーらしさです(店名のボクサーズは、ボクシングをする人ではなく、ボクサーパンツが由来だそうです)
 マンハッタンのフラットアイアン地区(5番街やブロードウェイ、チェルシー辺り)に開店してから1年足らずの「BOXERS NYC」は、ゲイのスポーツバー流行の先駆者だそうです。
 この店の共同オーナー、ボブ・フルートさんは「スポーツというテーマは人を心地よくさせる」と語ります。仕事のパートナーのロブ・ハインズさんとはゲイのソフトボール・リーグで出会いました。2人は、ゲイの夜遊びの場所はいろいろあるけど、地元のチームを応援できるような昔風のバー(ノンケっぽいお店)は無かったことに気がつき、このお店を開店しまし。ハインズさんは「気取ったラウンジに出かけてマティーニを飲みたいとは思わないし、レザーバーに行くのもいやなんだ」と打ち明けます。
 ハインズさんによると、2010年4月のボクサーズの開店以来、売り上げは当初予想を45%上回る水準で推移しており、大成功を収めているそうです。

 アメリカでは、ここ数年で12店近くのゲイのスポーツバーが開店しました。シカゴの『CREW』、ボストンの『FRITZ』、ロサンゼルスの『GYM』などです。

 フロリダ州フォートローダーデール郊外のスポーツバー『SIDELINES』のマーケット・ディレクターは「正直言って、ゲイがなぜスポーツ好きなのか皆目見当がつかない」と述べ、ゲイのスポーツバーが突然、流行しはじめたことに驚きを隠せない様子。

 こうしたお店の顧客層は、可処分所得が高いゲイの人たち。市場調査会社のウィテック・コーム・コミュニケーションズによると、2010年の成人LGBTの購買力は7430億ドル(約61兆3000億円)に上り、2009年の7320億ドルからさらに増加したそうです。(編)
 

米国の超人気スポットはゲイのスポーツバー-高可処分所得層が上顧客(Bloomberg.com)
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920008&sid=a3wJr6ShIplM

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