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自転車の世界チャンピオン、グレアム・オブリーがカミングアウト

 映画『トップ・ランナー』のモデルとしても知られる自転車競技のグレアム・オブリー選手が、ゲイであることをカミングアウトしました。

 グレアム・オブリーはイギリスの自転車競技選手で、特に自作の自転車でアワーレコード(1時間にどれだけ走れるかという競技。自転車の世界の最大の栄誉の一つ)の樹立を果たしたことで有名です。過去に2度アワーレコードの記録を更新したほか、世界選手権自転車競技大会の男子個人追抜競走で2度、優勝しています。スコットランドで育ったため、現役中は「フライング・スコッツマン」と呼ばれていました。
 彼をモデルにした映画『トップ・ランナー』では、厳しい環境の中、不屈の闘志と独創的なアイデアで数々の世界記録を打ち立て、世界チャンピオンとなっていく様が描かれています。バイク便の仕事で生活費を稼ぐ毎日を送っていたオブリーはある日、ライバル選手がアワーレコードに挑戦することを知り、友人のマルキーと共に記録更新への挑戦を決意します。1993年、独自のスタイルで見事にアワーレコードの記録を更新しましたが、そんな彼の活躍を面白く思わない競技連盟幹部の面々が彼を自転車競技会から追い出そうと理不尽なルールを掲げはじめ、彼はチャンピオンの座を失ってしまいます。それを機に幼い頃のトラウマから心の病が悪化し、やがてオブリーは自殺未遂を図るのです…。

 グレアム・オブリーは、『スコットランド・サン』紙に、自殺未遂は自分のセクシュアリティにも関係があったと語りました。
「ゲイでいるくらいなら死んだほうがマシだという考えが頭から離れなかった。自分がゲイだということを受け容れられなかったんだ」
「僕は、ゲイが投獄されるような時代を生きた人たちに育てられた。ゲイであることは御法度で、そんなふうになっちゃいけないってね。僕は自分のセクシュアリティにフタをした」
「『結婚して子どももいるのに、どうしてゲイでいられるの?』と人々は言うだろう。しかし、カウンセラーの先生が、僕が13歳の頃に精神的な危機があったことを見抜いた。それがセクシュアリティに起因することだったんだ」
 オブリーは双極性障害(躁鬱病)と診断されてきましたが、2005年、その心理学者に会ってからゲイであることを受け入れられるようになり、家族にもカムアウトしたそうです。現在、彼は奥さんとは離婚しています。
「両親がゲイのことを理解するのはとても大変だった。あまりにも困難で、たくさんの涙も流れた。でもそれによって、関係性はよくなったんだ。今はとても幸せだよ」(編)


Cycling champion Graeme Obree says he’s gay(PinkNews.co.uk)
http://www.pinknews.co.uk/2011/01/31/cycling-champion-graeme-obree-says-hes-gay/

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