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2010年の新規エイズ患者数とHIV感染者数(同年第4四半期)が過去最多に

 厚生労働省は2月7日、昨年の第4四半期(9月27日〜12月26日)に新たに報告されたHIV感染者は303人で、過去最多を更新したと発表しました。四半期ベースで300人を超えたのは初めてです。

 また、昨年1年間で、HIV感染に気づかないまま発症した新たな患者も過去最多の453人(速報値)だったと発表されました。新規感染者数も合わせると過去2番目に多い1503人で、依然として増加傾向が続いています。
 一方、昨年1年間に保健所などで実施したHIV検査の件数は、前年より約2万件少ない約13万件にとどまり、2年連続で大幅に減少したこともわかりました。
 専門家は「エイズへの警戒感が低下している」とみています。
 
 2009年に検査件数が減ったことに関して、厚労省エイズ動向委員会は「新型インフルエンザが大流行して国民の関心が低くなったことが影響した」とみていました。が、2年連続の大幅減について岩本愛吉委員長は「国民の間でエイズに対する警戒感が低くなっている」と語っています。

 新規エイズ患者数は453人で、過去最多だった431人(2008年と2009年)を上回りました。感染に気づかず発症する人が増加傾向にあると言えます。感染経路別では「同性間性的接触」が219人で半数を占め(前年度より17人増)、「異性間性的接触」も126人、感染経路が分からない「不明」も87人で、増加しています。

 新規HIV感染者数は1050人で、前年の1021人よりも増加しました。このうち、「同性間性的接触」は729人(前年度より47人増)でした。

 検査件数が大幅に減ったにも関わらず新規の感染者数が増えた点について、岩本委員長は「潜在的な感染が広がっている可能性が高い」とみています。

 世界的に見ると新規HIV感染は減少し、エイズによる死亡者も減っています。
 岩本委員長は「治療薬は進歩しており、HIV検査で早期に感染がわかればエイズの発症はほぼ防げる」「早期の治療は感染の拡大防止にも結びつく」と語り、無料・匿名で受けられる保健所などでのHIV検査の積極的な利用を呼びかけています。

 ゲイ・バイセクシュアル男性が安心して受けられる検査所の情報が「あんしんHIV検査サーチ」というサイトに掲載されていまず。ぜひご覧ください。(編)

 
HIV感染気づかず発症、最多の453人 昨年(日経新聞)
http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819695E2E5E2E79E8DE2E5E2E0E0E2E3E39180EAE2E2E2
HIV感染者、最多を更新=四半期で初の300人超−厚労省(時事通信)
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201102/2011020700722
2010年のエイズ新規患者、過去最多の453人(朝日新聞)
http://www.asahi.com/national/update/0207/TKY201102070340.html

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