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レディ・ガガ、グラミー賞で3冠に輝き、新時代のゲイアンセム『Born This Way』を初披露

2011年02月15日

 ゲイ、レズビアン、バイセクシュアル、トランスジェンダーという歌詞が盛り込まれ(全歌詞と和訳はこちら)、エルトン・ジョンやペレズ・ヒルトンらが「新たなゲイアンセムの誕生」と絶賛しているレディ・ガガの新曲『Born This Way』。11日にiTunesで配信されるや、米国ではわずか3時間でダウンロードチャート1位となる最速記録を作ったほか、日、英、仏など世界22ヶ国で1位に輝きました。

 そして、2月13日の第53回グラミー賞授賞式では、ついに、全世界が注目するなか、ライブで『Born This Way』が初披露されました。(詳しくはこちら

 授賞の結果は、アルバム『The Fame Monster』で最優秀ポップ・ボーカル・アルバム賞、『Bad Romance』で最優秀女性ポップ・パフォーマンス賞と最優秀ショート・フォーム・ビデオ賞と、見事3冠を達成しました。最優秀ポップ・ボーカル・アルバム賞はジャスティン・ビーバー、ケイティ・ペリー、スーザン・ボイル、ジョン・メイヤーらを抑えての受賞です。3冠というと少ない感じもしますが、カントリーのレディ・アンテベラムをのぞけば最多です。ガガは残念ながらグラミーの最優秀新人賞は逃していますので(タイミング的に)、今回3冠に輝いたことを喜んでいるはず。
 そして、これまでに数々の記録を打ち立ててきましたが、MTVアワードも(ポップ・ミュージシャンとしては)グラミーも制したことを、あらためて喜びたいと思います。

 髪をハイポニーテイルに束ね、黒いレザーのビスチェにニーハイ・ブーツとサングラスといういでたちで壇上に上がったガガは、受賞のスピーチで「本当に小さな頃からなりたい自分になれることを夢見ていた。どんなことを頭に思い描いても、そんなふうになりたかったし。私のことを信じてもらえなくても。本当にありがとう」と語り(新曲『Born This Way』のメッセージにも通じるような、感動的なコメントです)、その後、ある意外な人物にも感謝の気持ちを述べました。
「今夜はホイットニー・ヒューストンにも感謝しないと。『Born This Way』を作ったとき、ホイットニーが歌っているのを思い浮かべていたの。自分がスーパースターだってイメージできなかったから」

 そして、Twitter上では「グラミー賞で3部門を受賞して、とても名誉なことだと思うし、みんなにすごく感謝しているわ。『Born This Way』のパフォーマンスでやったあれはライヴの殿堂のために用意した純粋な喜びの気持ちなのよ。Paws Up Monsters!」と、愛するリトル・モンスターに向けて感謝の言葉を語りました。(編)

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