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ハンガリーのパレードが警察によって中止に追い込まれました

 2月13日、ハンガリーの首都ブダペストで開催される予定だったゲイプライドパレードが、ハンガリー警察によって中止に追い込まれたそうです。
 主催団体Rainbow Mission Foundationの代表、Sandor Steigler氏は「パレードの許可が警察によって取り下げられた」と語りました。彼らはこの暴挙を裁判に持ち込む構えです。

 主催者は、今回のパレードをよりビジブルな(目に見える)ものにし、政府への訴えを強めるため、パレードの終点が国会議事堂前広場になるルートで警察に申請を出していました。
 昨年4月、ハンガリーの社会主義政権が保守派フィデス党(ハンガリー市民同盟)のビクトル・オルバン大統領に取って代わられ、ゲイの権利を抑圧するようなメディア規制法(EU加盟国からも批判されました)や新憲法を通そうとする動きが起こっていました。ハンガリーのゲイたちはこれに強く抗議していたのです。
 いつものルートについては警察も早くから許可を出していましたが、パレード前々日の11日、交通に混乱をきたすという理由で、パレード全体の許可が取り下げられました。

 その後、ハンガリーのゲイ団体「Hatter Support Society」のTamas Dombos氏は、警察がパレードを中止させた真意についてこう語りました。
「警察は、パレードの参加者が国会議事堂の前に集まることをよしとしなかった。ここでは『EU議長国写真展』が開催されており、旅行者が議事堂前広場でパレードを見たら混乱するだろうと思ったのだ」
 ハンガリーは現在、EU議長国ですが、メディア規制法を他国から批判されてオルバン首相が加盟国を非難し(詳しくはこちら)、議長国と加盟国との間で緊張関係(ねじれ)が生じています。
 Tamas Dombos氏は「ハンガリーはEUだけではなく世界を代表している。今回のパレード中止はとてもよくないメッセージだ。EUは人権のために立ち上がるべきだ」と語りました。

 ブダペストでは1997年からパレードが開催されていますが、2008年には過激派ナショナリストが遠くから火炎瓶を投げて参加者を攻撃したり、アンチ・ゲイの動きが激しくなっていました。昨年は、同性愛者が公共の場でイベントを開くことを禁止するよう求めてゲイパレードと同じコースを行進するという前代未聞の「ヘテロセクシュアル・パレード」が行われました。(編)


Budapest gay pride banned by police: organizers(AFP)
http://www.google.com/hostednews/afp/article/ALeqM5iNWYA3jEQSXntMVjCRkEcL7RVwmg?docId=CNG.1b0f0fc9caf24a482c7773410331345e.381

Hungary restricts Gay Pride marchers(UPI.com)
http://www.upi.com/Top_News/World-News/2011/02/16/Hungary-restricts-Gay-Pride-marchers/UPI-68071297873110/

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