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被災者を支援する「LGBTレインボー基金」が設立されるそうです

2011年03月16日

 「石原都知事の同性愛者差別発言に抗議する有志の会」のメンバーが、性的マイノリティの視点から東日本大震災の被災地支援体制をサポートしようと提案し、「LGBTレインボー基金」立ち上げの準備が始まったそうです。

 以下に呼びかけのメッセージを転載します。(編)

 たとえば、被災地にもたくさんのHIV陽性者(日本では男性同性愛者の比率が高い)がいらっしゃると思われるわけですが、エイズの発症を防ぐために毎日必ず抗HIV薬を飲む必要があります。しかし、地震や津波で被災された地域の方や原子力発電所の避難勧告地域に住まわれている方は日常生活がこれまで通りに送れなくなってしまっています。つまり、避難する際、津波から逃れる際などに薬を手元に持ち出せていない可能性が非常に高く、病院も被害を受けている場合は処方を受けることが出来なくなっている可能性が非常に高いのです。

 また、HIVポジティブの方は腎機能が低下する割合が高く人工透析の方もいるわけですが、適切な医療行為が継続的に受けられなくなってしまっている可能性が非常に高くなっております。ことは急を要する問題なのですが、こうした「性的マイノリティの視点」から気付くことが現地で適切に行われているかどうかは、カミングアウトの問題等もからみ、実際にかなり難しい状況もあるのではないかと思われます。

 つきましては、早急に「LGBTレインボー基金」を立ち上げ、「性的マイノリティの視点」において支援の側面で気付くことをサポートするべきではないかということで、早急に基金の集金体制を整え、現地に実効的な働きかけができるように動き出そうと思います。

 そこで、基金を集めるための実行委員会を早急に立ち上げるべく、スタッフを募集します。口座の開設、各方面との連絡、広報宣伝、会計監査等、関われる範囲で構いませんので、もし動くことが可能である方はlgbtrainbowfund@gmail.comまで御連絡ください。

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