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「JaNP+」からHIV陽性者のみなさんへのメッセージ

2011年03月17日

 昨日、「被災により抗HIV薬の服用を中断せざるをえなくなった方へ」というニュースをお届けしましたが、ゲイの間でもなじみが深いHIV陽性者ネットワーク「JaNP+」のWebサイトにも、陽性者の方たちへのメッセージが掲載されました。
 被災地にお友達がいる方など、ぜひ伝えてあげてください。Twitterやmixiなどでも広めていただければと思います。

 以下、転載です。

 このたびの東北地方太平洋沖地震により被災された皆様、およびご家族・関係者の皆様に、心よりお見舞い申し上げます。また、亡くなられた方々に深くお悔やみ申し上げます。

 このたびの震災に関連して、特にHIV陽性者の皆様に向けてお知らせを、以下にまとめました。

  被災状況によっては、インターネットのアクセスが難しい方も多くいらっしゃると思います。もし、ご家族・関係者などにHIV陽性患者がいらっしゃる方は、以下の情報をお伝え頂けますようお願い申し上げます。

■被災の影響により主治医と連絡が取れない患者さんへ
(国立国際医療研究センター病院エイズ治療・開発センター)
http://www.acc.go.jp/client/client_news.htm

■エイズ治療拠点病院の一覧
http://api-net.jfap.or.jp/inspection/bases.html
※ただし、拠点病院によっては抗HIV薬の処方を行っていません。JaNP+では、2010年に各拠点病院のアンケート回答にご協力いただき、HIV陽性者への抗HIV薬処方や他の疾患の治療可否について、情報を収集し掲載しています。
http://www.janpplus.jp/project/information/list_hospital.pdf
※PDFでの情報提供となり恐縮ですが、参考にしてください。

■保険証の紛失
地震による被災のために被保険者証を提示できない場合でも、氏名・生年月日等を申し出ることで医療機関を受診することができます(厚生労働省発表)
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000014tr1-img/2r985200000155dp.pdf

■透析
災害時の人工透析の提供体制については、社団法人日本透析医会災害情報ネットワークをご覧ください。登録施設一覧から地域別に確認できます。
http://www.saigai-touseki.net/

■被災地以外のみなさまも…非常時の準備を!
可能であれば、服用している抗HIV薬を1週間分程度、携行しておくことをお勧め致します。

 転載は以上です。

 また、JaNP+のTwitterによると、仙台在住のHIV陽性者の方と連絡がとれて、現地の情報が入ってきたそうです。仙台医療センターでは外来HIV診療は行っているようです。ただし、抗HIV薬の処方は2週間分に制限しているほか、血友病の方への血液製剤の在庫が懸念されるそうです。ガソリン不足による物流の影響が大きいだろうとのことでした。(編)

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