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「セクシュアルマイノリティを理解する週間」が5月14日からスタート

2011年05月10日

 昨年始まった「セクシュアルマイノリティを正しく理解する週間」は、IDAHOに関連したキャンペーンで、セクシュアルマイノリティがより生きやすい(平等に扱われる)社会に近づいていくために、僕らのことをもっと世間の人たちに知ってもらおうとするものです。コミュニティが主催し、政府が後援につき、一般企業が協賛するというころが画期的で、たいへん意義があるものと言えます。今年も名称を「セクシュアルマイノリティを理解する週間」と改めて開催されることになりました。本当によかったですね。(昨年のレポートはこちら

 今年も公式イベントとして5月14日(土)、シンポジウムが開催されます。テーマは「日本型LGBT共生社会の作り方」です。90年代から日本の同性婚や同性パートナー法の実現性について考え、2006年のRAINBOW TALKでも「日本における同性パートナーシップの法的保障の可能性」という基調講演を行った棚村政行・早稲田大教授らが登壇します。
 そして、シンポジウムの後、3つの分科会が行われるのが、今年の新しいところです。1つは「LGBTアライとしてできること」。セクシュアルマイノリティ当事者ではなく、ストレートのアライ(支援者)ができることを探ります。「LGBTの家族と友人をつなぐ会」東京理事の小林りょう子さんらがパネリストを務めます。2つめは「企業のなかのLGBT」。企業内でダイバーシティ・マネジメントに取り組む方たちが登場します。3つめは「日本におけるパートナーシップ法を目指して」(予定)。「パートナー法ネット」(特別配偶者法の制定をめざす団体)の方が登場するそうです。
 昨年同様、セクシュアルマイノリティの人たちの悩みに答えるホットライン(相談の電話)も開設されます。

 


セクシュアルマイノリティを理解する週間
2011年5月14日(土)〜5月22日(日)
主催:セクシュアルマイノリティを理解する週間実行委員会 
後援:内閣府子ども若者・子育て施策総合推進室、法務省人権擁護局
賛同団体:全国35の当事者団体(詳しくは公式サイトをご覧ください)
特別協賛:UBS証券協賛:ゴールドマンサックス証券、バークレイズ・キャピタル証券、フィアット、日本アイ・ビー・エム、野村證券

シンポジウム「日本型LGBT共生社会の作り方」
日時:5月14日(土)13:00オープン 13:30〜15:00
シンポジスト:棚村政行(早稲田大学教授)、林義拓(AGP・精神科医)ほか
会場:東京都港区 明治学院大学3号館 3201教室
参加費:無料
申込み:予約は不要です。
定員:500名

分科会
日時:5月14日(土)15:30〜16:30
会場:東京都港区 明治学院大学3号館 1階
参加費:無料
申込み:シンポジウムの会場にて整理券をお配りします。
・シンポジウムの後で次の3つのテーマに分かれて分科会を開催します。
分科会1「LGBTアライとしてできること」
パネリスト:柘植道子(北里大学健康管理センター学生相談室 准教授・博士)、小林りょう子(NPO法人 LGBTの家族と友人をつなぐ会 東京理事)
分科会2「企業のなかのLGBT」
パネリスト:金融・IT企業ダイバーシティ担当者
分科会3「日本におけるパートナーシップ法を目指して」※確認中
パネリスト:パートナー法ネット共同代表

ホットライン
日時:5月17日(火)〜5月21日(土)18:00〜 22:00
電話番号:0120-998-522

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