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ゲイ・アクターのパイオニア、サル・ミネオの生涯が映画に

 ジェームズ・フランコの映画製作会社「ラビット・ハンディーニ・フィルム」が、俳優サル・ミネオの伝記を映画化する権利を取得しました。ジェームズ・ディーンに続き、ハリウッドの伝説とも言うべきゲイ(バイセクシュアル)の俳優が映画化されることになります。

 サル・ミネオは映画『理由なき反抗』(1955)でジェームズ・ディーンと共演したことで知られています。ジム(ジェームズ・ディーン)の友達で、そんなに悪いこともしていないのに、悲劇的な死を遂げてしまうプラトー(サル・ミネオ)…この映画で最も涙を誘うのはプラトーであり、真の主役と言ってもよいかもしれません。多くの観客はプラトーのジムへの思いを友情だと受け取るでしょうが、『セルロイド・クローゼット』で暴かれているように、本当は恋愛感情でした(キスシーンまで用意されていながら、検閲でカットされたようです)。青春映画の金字塔と言われる『理由なき反抗』にはそういう秘密があったのです(ちなみに監督のニコラス・レイもバイセクシュアルでした)
 その後、サル・ミネオは『栄光への脱出』(1960)でホロコーストを生き延びたユダヤ人少年を演じ、『理由なき反抗』に続いてアカデミー助演男優賞にノミネートされ(ゴールデングローブ賞に輝き)、『史上最大の作戦』(1962)、『新・猿の惑星』(1971)などの映画に出演し、歌手としても活躍しました。ゲイであることを隠さず、ゲイ演劇『Fortune and Men’s Eyes』(1971)をプロデュースしたりもしました。そして1976年、舞台『P.S. Your Cat Is Dead』でバイセクシュアルの泥棒役が評判になりましたが、ウエストハリウッド(LA郊外のゲイタウン)の自宅の裏手で暴漢に襲われ、非業の死を遂げました。
 サル・ミネオの公式サイトによると、「60年代後半、サルは自分が男性に惹かれることを自覚した。そしておそらくハリウッドで初めてゲイであることを公にした俳優となった。彼はゲイ・アクターのパイオニアとなり、後続の世代に道を切り開いた」とのことです。(ちなみにこの公式サイト、ジェームズ・ディーンのいとこの子にあたる方が、ジェームズとサルの友情の証として、サルのオマージュを捧げるために作ったものだそうです)

 情報サイト「ハリウッド・レポーター」によると、ジェームズ・フランコの製作プロダクションが、今夏撮影予定であるサル・ミネオの伝記映画の準備を着々と進めているようです。ジェームズ・フランコは脚本執筆と監督を行う予定で、もしかするとジェームズ・ディーンの役を演じるかもしれないと伝えられています。 『ミルク』に出演し、何度となくゲイを演じてきたジェームズ・フランコですから、サル・ミネオのセクシュアリティの部分を無視するはずがありません。『理由なき反抗』で伏せられた男の子どうしの恋、そしてゲイ・アクターのパイオニアとして生きていくその後の人生を、きっと肯定的に表現してくれるだろうと思います。とても楽しみです。(編)
 
ジェームズ・フランコが伝説的なゲイ俳優の伝記映画を製作(楽天インフォシーク)
http://woman.infoseek.co.jp/news/celebrity/story.html?q=hollywood_12May2011_16465

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