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レディ・ガガがジェイミーくんを追悼するライブ・パフォーマンスを行いました

2011年09月26日

 レディ・ガガは9月24日、ラスベガスのMGMガーデンアリーナで開催された「iHeartRadioミュージックフェスティバル」に出演し、大ヒット曲『Bad Romance』『Judas』などを歌う1時間のギグを行いました(サプライズでスティングも登場する豪華なライブでした)。そのハイライトで、ジェイミーくんのために『Hair』をピアノ弾き語りでパフォーマンスし、観客を感動させました。

 ガガは「私たちは今週、リトルモンスターを失いました。だから今夜、この曲を彼に捧げたいの。だって彼はとても若かったんだから」と語りはじめました。
「私は、人々のアイデンティティがどれだけ学校時代に得られたものかってことを言うためにこの曲を書いたの。だから今夜、ジェイミー…天国できっと見てくれてるわね、あなたは決して犠牲者じゃない。あなたは私たちみんなの授業よ。それはちょっと悲しいことだけど、でも正しいことがときどき音楽より大事なこともあるの」
 そう言って、ガガはバイクのピアノで『Hair』の弾き語りを始めました。

「スクリーンを見て」とガガがステージの上の方を指差すと、スクリーン上にこういうメッセージが映し出されました。
「9月18日、ジェイミーはその人生に終止符を打った」
「彼はたったの14歳だった」
「@LADYGAGA BYE MOTHER MONSTER, THANK YOU FOR ALL YOU HAVE DONE, PAWS UP FOREVER(さよならマザー・モンスター、あなたが表現してきたことのすべてに感謝、永遠のポーズアップを)※」

※これは、ジェイミーくんが9月18日にTwitterにつぶやいた最後の言葉です。PAWS UPとは、ガガのコンサートで、「HANDS UP(手を挙げて)」のようなノリで「PAWS UP」と言ってリトルモンスターたちがみんなでガガポーズ(爪を立てて引っ掻くような形。『Born This Way』の最後のポーズ。チャリティブレスレットにも描かれています)をとるのが恒例になっていることから。(ちなみに、ジェイミーくんのTwitterのプロフィールには、いつかガガにフォローされることが夢、僕の生きる意味はガガ、と書かれています)

 パフォーマンスの最中、ガガはオーディエンスに向かい、『いじめなんて負け犬がすることよ!』と叫びました。

(感動のライブ・パフォーマンスの動画はこちら

『Hair』はアルバム『Born This Way』の第4弾シングルとしてiTunes上で発売された曲ですが、ガガ自身「髪は栄光の証だった。自分の中で変えることのできる唯一のパーツだったから」と語っているように、自由と解放の願いが込められた歌です。

 ジェイミーくん自殺事件に対してガガが「いじめは違法とすべき。大統領に直訴する」と憤り、TVニュース等でも盛んに取り上げられたことを受け、ニューヨーク州の警察は、加害者である3人の生徒たちを傷害事件(ヘイトクライム)の容疑者として逮捕できるかどうか捜査を始めているそうです。


iHeartRadio Fest: Lady Gaga dedicates 'Hair' to bullied gay teen Jamey Rodemeyer, who killed self(NYDailyNews)
http://www.nydailynews.com/entertainment/music/2011/09/25/2011-09-25_iheartradio_festival_lady_gaga_dedicates_hair_to_bullied_gay_teen_jamey_rodemeye.html

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