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ベルギーでゲイの首相が誕生!?

2011年09月27日

 時事通信によると、1年3ヶ月余にわたって政治空白が続いてきたベルギーで連立合意が実現し、新政権が誕生する見込みですが、連立内閣の首相には、オープンリー・ゲイのエリオ・ディ・ルポ氏が就任すると見られています。
 
 ベルギーは昨年6月の総選挙以降、北部オランダ語圏(フランドル地域)と南部フランス語圏(ワロン地域)の対立を主な要因として連立協議が難航しており、今年3月には、選挙から政権樹立までの「世界最長日数」でイラクの記録を更新する不名誉を喫しました。現在行われている新政権樹立に向けた連立協議で、同国の主要8政党は、中央から地方への財源移譲など国家制度改革案の柱で基本合意に達し、このまま話し合いが成功すれば、交渉を主導しているワロン系社会党のエリオ・ディ・ルポ党首(60)を首班とする連立内閣が発足する見込みだそうです。

 エリオ・ディ・ルポ氏はベルギーで最も影響力をもつ政治家の1人で、オープンリー・ゲイの方。いつも蝶ネクタイをしているのがトレードマークになっているそうです。
 もし同氏が首相に就任すれば、アイスランドのヨハンナ・シグルザルドッティル首相に続き、世界で2人目の同性愛者の首相に、そして初めてのゲイの首相ということになります。

 なお、ベルギーでは1979年に初めてのパレードが開催され、現在も毎年5月に「ピンクの土曜日」と呼ばれるプライド・パレードが首都ブリュッセルで開催されています。1998年、同性カップルにも一定の権利が認められるようになり、2003年、世界で2番目に同性婚を認める国となっています。


新政権誕生の公算=政治空白終結へ加速-ベルギー(時事通信)
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2011092500115

 

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