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同性婚特需を歓迎するニューヨーク、経済効果は年間200億円超

2012年07月27日


今年2月にニューヨーク市で挙式した
ゲイカップル

 ニューヨーク州で同性婚が認められてから1年が経ちましたが、ニューヨーク市ではこの1年間で8000組以上の同性カップルが結婚し、その経済効果は2億5900万ドル(約202億円)に上ったそうです。

 市当局のまとめによれば、この1年で同性カップルに発行した結婚証明書は8200通を超え、ニューヨーク市が発行した結婚許可証の10%強を占めました。これによる税収増は1600万ドルですが、実際にはそれをはるかに上回る経済効果が出ています。
 ニューヨーク市で結婚した同性カップルの67%が市内5地区にあるホテルやレストラン、パーティ会場で披露宴を催しており、結婚式に出席するため州内外から20万人あまりの招待客がニューヨーク市を訪れ、1泊当たり平均275ドルで計23万6000室のホテル予約がありました。結婚のあいさつ状の印刷枚数は4万枚以上、引き出物の購入数は4万7445品目でした。

 ブルームバーグ市長は声明で「結婚の平等によって市はますます開かれて自由になり、雇用創出と経済活性化にもつながった」と語っています。

 同性婚による経済効果は、当初の予想が3年間で3億1100万ドルでしたので、予想よりも2倍以上も上がっていることになります。人員整理が続くウォール街を抱えるニューヨーク経済にとって、同性婚は「干天の慈雨」となったのです。

 米議会予算局(CBO)は2004年、全米で同性婚が認められた場合、米政府予算を年間で10億ドル(約780億円)押し上げる効果があるとの試算をまとめています。


アイ・ラブ・ニューヨーク 同性婚で“特需”(MSN産経ニュース)
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120727/amr12072703160001-n1.htm

同性婚の経済効果、NY市では年間200億円以上(ロイター)
http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPTYE86O03G20120725

同性婚の経済効果は1年間で200億円 米NY市(CNN)
http://www.cnn.co.jp/usa/35019579.html

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