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同性婚支持に感謝の手紙を送った少女にオバマ大統領が返信

2012年11月30日

 ゲイカップルに育てられている10歳の少女がオバマ大統領に同性婚支持表明に対する感謝の手紙を出したところ、大統領から直々に返事が来たということがニュースになっています。

 手紙を出したのは、カリフォルニア州サンディエゴに住むソフィア・ベイリー=クルーさん。2人のGAY DADのことを書き、オバマ大統領が同性婚支持を表明したことに感謝の気持ちを伝えるものでした。父親の1人、ジョナサン・ベイリーさんがネットに掲載したソフィアさんの手紙には、「親愛なるバラク・オバマ様。私には2人の父がいて、お互いに愛し合っています。だから男性どうし愛し合うことがあってもいいとあなたが同意してくれて、とてもうれしく思います」と書かれていました。ベイリーさんによると、手紙はソフィアさんが自発的に出したものだそうです。ソフィアさんは、学校の友達から父親のことで悪口を言われて傷ついているとも打ち明け、大統領に助言を求めました。手紙には2人のパパがキスしているイラストも添えられていました(右上の画像)

 1週間後、ベイリーさんは、オバマ大統領の署名が入ったソフィアさん宛ての手紙をネットに掲載した。手紙は11月1日付けで、こう記されていました。
「手紙を読んで、あなたの大統領でいられることを誇りに思いました」
「アメリカでは、全く同じ2つの家庭というのは存在しません。この多様性は私たちの誇りです」
「お父さんが2人でも、お母さんが1人でも、何より大切なのは、お互いに愛情を示すことです。あなたのことを深く愛してくれる2人の両親がいるあなたは、とても幸せです。あなたのような素晴らしい娘を持つ両親も幸せです」
 大統領はさらに、学校の友達との関係について「自分に対してそうしてほしいと思う態度で、相手に接することです」とアドバイスしていたそうです。

 11月1日といえば、大統領選の真っ最中。他のことは後回しにしてでも選挙に全力を注ぐのが当然、と誰もが思うことでしょう。しかし、オバマ大統領は、1人の少女のために(そして2人のゲイのパパのために)こんな心のこもった手紙を書いていたのです。


オバマ大統領から返信、同性婚支持で感謝の手紙送った少女に(CNN)
http://www.cnn.co.jp/usa/35024717.html

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