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ゲイ・バイセクシュアル男性のHIV対策についてのトークショーが開催

2013年01月10日

 1月12日(土)、二丁目のコミュニティセンター「akta」で、「MSM※のHIV対策とコミュニティ」というトークショーが開催されます。日本で20年にわたってMSMのHIV対策に取り組みつづけてきた研究者・市川誠一さんと、風俗や性に関する問題を提起しつづけているライター・松沢呉一さんをお招きし、HIV対策のこれまでの研究・活動を振り返りながら、コミュニティと今後の取り組みについて考えるものです。

※MSM=Men who have Sex with Menの略。HIV予防や治療、陽性者支援などに携わる方たちの間で使われてきた言葉です
 
 市川誠一さんは名古屋市立大学の教授で、ストレートの方ですが、厚労省のエイズ対策研究の委託を受けて、MASH大阪(堂山のコミュニティセンター「dista」の運営やコミュニティペーパー「SaL+」制作、「switch」「PluS+」などのイベント開催など)、Rainbow Ring(二丁目の「akta」の運営やLiving Togetherプロジェクト、パンフレット・Webサイトの制作など。現在はNPO法人akta)、Angel Life Nagoya(NLGRの開催、コミュニティセンター「rise」の運営、「h.a.n.a.」制作など)、Love Act Fukuoka(コミュニティセンター「haco」の運営、「season」制作、イベント開催など)、仙台やろっこ(コミュニティセンター「ZEL」運営、パンフ制作、イベント開催など)、沖縄nankr(コミュニティセンター「mabui」の運営、パンフ制作、イベント開催など)といった団体の活動を支えてきた方(いわば、ゲイ・バイセクシュアル男性向けHIV予防啓発の父とでも言うべき方)です。
 長年の貢献を讃えられ、昨年末の日本エイズ学会でアルトマーク賞(日本国内のエイズ対策事業に最も貢献した方に贈られる名誉ある賞)を受賞し、コミュニティメンバーから花束を贈られ、涙を流していたそうです(本当におめでとうございます! 詳しくはこちら

 一方、ライターの松沢呉一さんは、やはりストレートの方ですが、『バディ』誌に登場したり、尾辻かな子さんの選挙を支援したり、aktaなどのイベントにも度々出演してきたり、ゲイの世界に深い関わりをもってきた方(いわば、名誉ゲイとでも言うべき方)です。

 とても意味のある、そして楽しいトークショーになると思います。三連休の土曜日の夜、二丁目に出かけるついでにぜひ、aktaにお立寄りください。
 


HIV/エイズの今を知る!vol.5 Talk Show「MSMのHIV対策とコミュニティ」
日時:1月12日(土)18:30-20:30
会場:コミュニティセンター「akta」
入場無料
出演:市川誠一、松沢呉一
司会:岩橋恒太(NPO法人akta、名古屋市立大学)、マダム ボンジュール・ジャンジ/荒木順子(NPO法人akta代表、コミュニティセンターaktaセンター長)
主催:NPO法人akta
協力:東京都委託事業、コミュニティセンターakta

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