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2月9日は都知事選の投票日です

2014年02月03日

 2012年の都知事選に続き、新宿2丁目ポータル「2CHOPO」が、セクシュアルマイノリティについての候補者アンケートを行ってくれています(拍手!) 現在、宇都宮けんじ候補、細川護煕候補、マック赤坂候補、ますぞえ要一候補、家入かずま候補、ドクター・中松候補、中川智晴候補から回答が寄せられています。実に多様な回答で、それぞれの方の考え方や個性が窺えるものになっています。ぜひ、こちらをご覧ください。

「同性愛差別発言するような人じゃなきゃいいや。それよりオリンピックとかの方が重要じゃない?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。 
 一般的なイシュー(論点)を重用視する方は、あなたの考えといちばん近い候補者を探し出してくれるマッチングサービス(たとえばこちら)をぜひ利用してみてください。また、主要4候補が本格的に討論した貴重な資料がこちらに掲載されていますので、ご覧になってみてください。

「そもそも、都知事選とセクシュアルマイノリティのことってどう関係するの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
 g-lad xxとしては、都政におけるセクシュアルマイノリティ関連施策で重要なのは、まずHIVのこと(ゲイ向け予防啓発の予算が打ち切られたりしないかどうか)、それから風営法(二丁目のお店のほとんどが関わってきます)、表現の自由(都条例による漫画などの行き過ぎた規制の問題)、学校教育(10年前、東京都では性教育規制の動きがあり、社会問題になりました)など、さまざまあると考えます。
 こういった視点で各候補がどのような考えを持っているか…を知るのは、結構難しいというか、手間がかかりそうです。2/3現在、風営法および「有害」図書規制についての宇都宮候補細川候補の考えは、ネット上で知ることができます(これだけでも両候補のスタンスの違いが浮き彫りになり、興味深いです)
【2/7追記】
 風営法(クラブ規制)について、クラブカルチャー育成協議会、Let’s DANCE署名推進委員会、Let’s DANCE法律家の会が連名で公開質問状を送っており、7名の候補者から寄せられた回答が公開されました。こちらからご覧いただけます。

 ちなみに今回、政治や社会づくりを「自分ごと」にしていくためのオープンな対話の場「せんきょCAMP」というプロジェクトで、LGBTについて話し合い、候補者に伝えていこうとする会がもたれました。ゲイやレズビアンの方が登場し、語っています。こちらからご覧いただけます。

 ともあれ、都民のみなさん、2月9日は忘れずに投票に行きましょう!(行けない方は期日前投票でぜひ)


【2/5追記】
 昨年結成されたNGO「女性と人権全国ネットワーク」(現在の日本社会で、女性やセクシュアルマイノリティなど、「周縁化」されてきた人びとの人権擁護および労働権、性的自己決定権、生存権の確立を大きな目的として活動しているそうです)が、都知事選候補者に公開質問状を送っており、その中にセクシュアルマイノリティについての質問もありました。

質問6 セクシュアルマイノリティ
 セクシュアルマイノリティは人口の4~10%存在するといわれていますが、教育機関においても労働の現場においても、配慮される状況とはなっていません。企業内や行政の窓口での人権侵害は多発しています。東京都として、こうした実態に対処するためにセクシュアルマイノリティの人権擁護に特化した担当課の設置が有効だと思いますが、どうお考えでしょうか。また、行政担当者に対する研修の徹底や東京都が性の多様性を認めることを標榜する宣言等を行うことについてもお考えをお聞かせください。

 現在、4人の候補者から回答が寄せられています。こちらでご覧いただけます。

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