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チャリティ専門ファッションブランドが虹色ダイバーシティのTシャツを販売

2014年10月08日



 京都発チャリティ専門ファッションブランド「JAMMIN(ジャミン)」。さまざまな社会問題からインスパイアされた、ストーリーのある新作を毎週リリースし、NGO/NPOの継続に少しでも役に立つように、とチャリティを行っています。(一部ではなく、すべてのアイテムがチャリティ対象で、また、1アイテムにつき¥700(販売価格の約20%)が寄付されます)

 過去には、エイズ孤児支援のNGOや国境なき医師団など、世界的な活動をしている団体へのチャリティを展開してきた「JAMMIN」ですが、このたび初めてLGBTをテーマとしたチャリティに取り組みました。10月6日からNPO法人「虹色ダイバーシティ」の想いをカタチにしたチャリティTシャツ(およびエゴバッグ)の販売をスタートしたのです。
 デザインは、【INDIVIDUAL】または【ALLY】というロゴが入ったモノクロのシンプルかつオシャレなもので、LGBTの方にもアライの方にも着ていただけそうです。
 半年前から虹色ダイバーシティとのやりとりを重ね、LGBTとは何か?から始まって、さまざまな話を聞き、そうした中から生まれたのが【INDIVIDUAL】というワードだったそうです。また「セクシュアリティ」を意味する手話のモチーフによって、各々の性を考えるきっかけとなってほしいというメッセージを込めているそうです。
 
 公式サイトには、素敵なデザインでこんなことが書かれています。
「もし、あなたがLGBT当事者だとしたら
 小さい頃、何となく気になる人がいた。同性だった。学生服に違和感を覚えた。クラスでいじめられた。社会人になっても「恋人はいるの?」という会話が苦手。同性だと答えたらひかれるに決まってる。今のパートナーとの老後の暮らしも不安。同性同士だと事実婚もなく、もしもの時に家族と認めてもらえない。両親にもカミングアウトできない。「自分が悪いの?」そんな自問自答を繰り返してしまう。これはLGBT当事者にまつわるフィクション。しかし当事者は少なからず近い経験をしているのが現状だ。」
「今週のチャリティーはNPO法人虹色ダイバーシティ。LGBT当事者がいきいきと働くことが出来る職場作りを目指し、多様な人材を抱える大手企業、グローバル企業などでの講演やコンサルティングを実施している。最近では自治体からの依頼が急増中。同性同士のセクハラもセクハラの概念に含まれるとした男女雇用機会均等法の指針の改正等を背景に、LGBTの権利や社会的困難について、無関心であったり知識がないことは言い訳にならない時代が来ている。」
「虹色ダイバーシティ代表の村木氏自身もレズビアン。会社員時代は同性愛者を冗談のネタにする上司に苦手意識があり、仕事上のコミュニケーションが不足。過労で体調が悪くなった時にもなかなか相談することができず、休職まで追い込まれた過去を持つ。LGBT当事者は約5%という調査結果があるが、変えるべきなのは残りの95%の意識。非当事者がほんの少し配慮すれば、LGBT当事者が働きやすい環境が作れるはず。そんな想いから虹色ダイバーシティは主に当事者以外の人に向けて、今日も活動を続けている。」

 また、公式Facebookには、「なぜLGBTなのか?」と題し、以下のように書かれています。
「性は多様です。男・女というだけではありません。自殺が一般に比べ6倍も多いとも言われるほど、LGBTの方は生きづらさを敏感に感じて暮らしています。
 ほんの少しでもLGBTのことを知ってほしい。そして私たち世代からLGBTがあって当たり前という常識へ塗り替えていきたい。そんな想いを今週のキャンペーンに込めています。」

 このTシャツ、10月12日(日)24時までの販売となっております(関西レインボーパレードのタイミングに合わせてくれたのでしょうか?)。ぜひお早めにお買い求めください。

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