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石川大我さんの健闘に、たくさんのエールが寄せられています

2014年12月16日

 12月14日、衆院選の投開票が行われました。メディアでも注目されていた石川大我さん(社民党・比例東京ブロック)は129,992票(得票率2.2%)を得ましたが、残念ながら当選には届きませんでした。
 
 2012年の衆院選で社民党が得た票は136,889票(得票率2.05%)ですが、東京都の投票率は62.20%→54.36%、投票数は6,668,474→5,897,879と下がっていますから(注:総務省の資料より)、前回の支持率のままで今回の選挙に臨んだ場合の見なし得票数(前回得票率×今回投票者数)は、120,907票となります。したがって、比例の候補者が石川大我さんに代わって9,085票は増えたということが言えるかと思います。これほど短期間の選挙戦で東京都だけで約9,000票も支持を増やしたというのは、大健闘と言ってよいのではないでしょうか。

 石川さんは、LGBTの方たちから寄せられた手書きのメッセージ(「愛するパートナーといつか結婚したい」とか「誰もが自分らしく生きられる社会を」など)を選挙カーに貼り、レインボーフラッグを掲げ、二丁目でもイベントや街宣を行い、支持を訴えました。
 LGBTだけでなくアライの方、あるいはヘイトスピーチをはじめさまざまな差別と闘う方たちの支持も得ていました。
 あの山本太郎さんや宇都宮けんじさん(日弁連前会長、今年の東京都知事選に出馬して2位となった方)なども応援してくれました。
 7年前のように、多くのLGBTがといった希望を託した感動的な選挙だったと思います。
 候補はじめ、ボランティアでがんばったみなさん、本当におつかれさまでした。

 善戦むなしく、落選が決まったあと、石川さんはTwitter上で「今回の衆院選、力及ばず落選という結果になりました。様々な形でサポートをして下さった全ての方、寒い中お手伝いをして下さったボランティアの方、石川の声を政策を想いを発信して下さったメディアの方、社民党の方、皆さま一人一人に心より御礼申し上げます。ありがとうございました」と語りました。
 石川さんに向けてのTwitter上のコメントは、こちらにまとめられています。「ハーヴェイ・ミルクだって3度目で当選したんだ」「こんな僅かな短期間で少人数でカネも全然無い中でアイデア出し合い実行した石川大我応援ボランティアの皆さん凄かったよ尊敬する」「何度も言ってるけど石川大我に対する期待は変わらないよ。これからも彼を議員にするために動く」など、ちょっと泣けてくるような熱いコメントがたくさん寄せられています(しかも、アライの方からもたくさん!)

 また、LGBTが暮らしやすい社会を、という真っ直ぐな思い、そして熱い闘いの様子は、「性的少数者が住みよい街を 公表し戦った候補者の12日」(朝日新聞デジタル)という記事になっています(密着した記者の「愛」が伝わってくるような、いい写真が掲載されています)。ぜひご覧ください。

 それから、みんなの気持ちを受け止め、明日への希望を紡ぐ会が開かれます。 どなたでも参加できます。
「石川大我と未来を展望するランチ会」
日時:12月21日(日)12:00-15:00
会場:イロドリ(神宮前2-14-17)
会費:ビュッフェ1500円+ドリンク代

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