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ティファニーがゲイカップルを広告に起用 

2015年01月13日
 アメリカを代表する世界のプレミア・ジュエラー「ティファニー」が、初めて広告写真に同性カップルを起用し、注目を集めています。今回の広告写真は有名なファッションカメラマン、ピーター・リンドバーグが手がけたもので、7組のカップルのうち1組がゲイカップルになっています。ニューヨークの住宅の玄関の階段に座っている二人は私生活でもカップルなんだそうです。


 ティファニーの北米PR部門の副社長、リンダ・バックリー氏は1月9日付の「ELLE Online」で「今の時代、結婚への道のりはもはや直線的ではありません。真の愛というものは、多様な形態の愛の物語から生まれるものなのです」と語りました。「わが社の婚約指輪は彼らが生活を共に創出するための物語の最初の一文であり、そうしたメッセージを今回の広告写真で知ってほしかったのです」 

 アメリカのファッションブランドで初めて同性カップルを広告に起用したのはJ・クルーで、2011年のことだそう。オバマ大統領が歴代大統領として初めて同性婚の支持を宣言した2012年には、GAPとレイバンが追随しました。GAPは、1着のTシャツをゲイカップルが一緒にすっぽりかぶる巨大広告を街中に掲示。レイバンはスーツ姿の男性2人が手をつないで歩く写真を使用し、「Never Hide(決して隠さない)」と題したキャンペーンを展開。昨年はバナナリパブリックが同様に広告写真にゲイカップルを起用し、大手量販店チェーンのターゲットは、結婚して子どももいるゲイの家庭を描いたCMを放映しました。

 産経ニュースの記事によると、「こうした動きの背景には、性の多様化を支持するメッセージに加え、LGBTの高い購買力がある」といいます。マーケティング会社ウィテック・コミュニケーションズの調査によると、全米のLGBTの成人は全成人の6~7%に当たる1500万~1600万人、その年間購買力(市場規模)は8300億ドルに上るそうです。また別の調査では、市場規模がこの4年間で300億ドルも増えており、「独身時代が長かったため可処分所得が高いほか、美的感覚やセンスに優れ、ファッションリーダーとしての情報発信力も高い」と注目されているそうです。


 
ティファニーが男性カップルを広告に起用した訳 同性愛者市場がブランド動かす(産経ニュース)
http://www.sankei.com/economy/news/150113/ecn1501130017-n1.html

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