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ネット調査で「我が子がセクシュアルマイノリティなら受け入れる」と回答した親が9割に

2016年08月24日

 もしも自分の子どもからセクシュアルマイノリティだと打ち明けられたら?と、子どもを持つ約560人の方に質問したところ、約9割が「受け入れる」と回答していたことが明らかになりました。            
 
 LGBTマーケティングラボは、8月8日~11日に日本全国の30代~50代の子どもがいる男女566人(男性285人、女性281人)を対象に「子どもからのカミングアウト」について調査を実施しました。 
 調査では「もしも、自分の子どもからセクシュアルマイノリティだとカミングアウトされたらどう思いますか?」という質問に対し、「好意的に受け入れる」が4.9%、「驚くがすぐに受け入れる」が18.4%、「時間をかければ受け入れられる」が27%、前向きではない「受け入れたくないが、しょうがないので受け入れる」が38.9%、また「断固として受け入れられない」という人が10.8%いるという回答が寄せられました。
 受け入れられると回答した人の理由としては「親の意思で変わるわけではないから」(61.2%)という回答が最も多く、次に多かったのが「ニュースなどでいろいろなセクシャリティがあると知っているから」(42.6%)、「時代の流れだと思うから」(15.6%)でした。
 受け入れられないと回答した人の理由では、「この先苦労しそうだから」(50.8%)と将来を心配する回答が最も多く、続いて「恥ずべきことだと思っているから」(29.5%)、「気持ち悪いから」(26.2%)、「病気だと思っているから」(21.3%)、「一時的な気の迷いだから」(13.1%)などとなっています。
 
 LGBTマーケティングラボは今回の調査で、子どもからのカミングアウトを受け入れる親と、受け入れられない親の違いに影響することの一つは「LGBTに関する理解度の差」が要因だとしており、「LGBTに関するニュースや企業の取り組みが昨今活発になっているものの、まだまだセクシャリティについて間違えた認識を持っている人がいることも事実で、LGBTへの正しい理解を深めることが必要不可欠だ」とコメントしています。
 担当者は「自治体や企業の取り組みが取り上げられ、LGBTへの理解が広がることで、少しずつ認識が変わってきている」と分析しています。
 

 



我が子がLGBTなら「受け入れる」9割 親対象にネット調査(日経新聞 共同通信)
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG23H0G_T20C16A8000000/

子どもからの「LGBTカミングアウト」に親はどう思うかを調査 約半数が前向きに受け入れると回答(ねとらぼ)
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1608/19/news053.html

もしも自分の子どもにLGBTをカミングアウトされたら?(MAMApics)
http://mamapicks.jp/archives/52206698.html

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