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中野区の同性パートナーシップ証明:8月20日から宣誓書提出の予約を受付、受領証交付は9月から

2018年07月25日

 今年5月、東京都中野区も同性パートナーシップ証明制度の導入を発表していましたが、予定通り8月から動きはじめることになりました。
   中野区の新しい区長となった酒井直人氏は、7月24日の記者会見で、宣誓書の提出の予約受付けを8月20日から始めることを発表しました。区長名義で宣誓書の受領証を発行し、住宅の賃貸契約や病院での面会や病状説明といった場面で、パートナーであることの証明書として活用できるものとなります。
 酒井区長は「性的少数者を含めて多様な生き方、個性や価値観を受け入れる地域社会の実現を目指す」と述べました。
 
 区内に住む(または区内の同一地に在住・転入予定のある)20歳以上の配偶者がいない同性カップルが対象で、9月ごろから受領証を交付します。区の確認書・宣誓書に人生のパートナーであることを記入し、住民票や戸籍抄本などを添えて提出します。カップルの関係を解消した場合は受領証を返還するそうです。

 中野区のパートナーシップ証明の特徴は、確認書に以下のような書面を添えて提出すると、区がこれらの書面についての受領証も交付してくれる(二人が作成した公正証書を区が承認してくれる)ということです。いわゆる世田谷方式と渋谷方式の両方の特徴を併せ持つものと言えそうです。
1.二人のパートナーシップについて明記された合意契約公正証書または公証人の認証を得た書面
2.療養看護に係る委任について明記された合意契約公正証書または公証人の認証を得た書面
3.任意後見契約公正証書
4.財産管理などの委任について明記され、公証人の認証を得た書面
 
 詳しくは、中野区ホームページ「中野区パートナーシップ宣誓・宣誓書等受領証交付の考え方について」をご覧ください。
 




中野区、同性カップル認定へ 住宅契約などしやすく(日経新聞)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO33354830U8A720C1L83000/

同性カップル「パートナー宣誓」8月受け付け(毎日新聞)
https://mainichi.jp/articles/20180725/k00/00e/040/206000c

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