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増原裕子さんが来夏の参院選で京都選挙区から立候補することになりました

2018年12月12日

 オープンリー・レズビアンで、LGBT法連合会の事務局長代理を務めてきた増原裕子さんが来夏の参院選で京都選挙区から立候補することが明らかになりました。
 立憲民主党京都府連が、来年の参院選京都選挙区(改選数2)で増原裕子(ひろこ)さんを擁立する方針を固め、近く党本部に公認申請することになったと報じられています。16日にも枝野幸男代表が同席し、京都市内で正式に出馬表明の会見を行うそうです。

 増原裕子さんは、横浜市出身で、慶応大大学院修了後(在学中に交換留学生としてパリ第3大学で学んでいて、そこでLGBTのサークルに参加し、自身のセクシュアリティを受け容れるようになったそうです)、在ジュネーブ国際機関日本政府代表部に勤務し、その後、会計事務所やIT関連会社での勤務を経て、2013年、LGBTなど多様な人材登用について講演や研修をする現在の会社、トロワ・クルールを設立しました。2011年に元宝塚の東小雪さんと出会い、2013年には東京ディズニーリゾートとして初となる同性結婚式を挙げて世間の注目を浴び、著述や講演の機会も増えていったことが、この会社の設立につながっています。2015年11月には渋谷区の同性パートナーシップ証明第1号のカップルとなりました。2017年末、東さんとパートナー関係を解消したことを発表し、2018年5月には、勝間和代さんのカミングアウトに伴い、勝間さんのパートナーであることが報じられました。著述や講演などの傍ら、LGBT法連合会の事務局長代理も務めてきました。2013年以降のLGBTムーブメントの中心で活躍してきた方です。

 立憲民主党は党綱領で「多様性を認め合う社会の実現」を掲げ、性的指向による差別の撤廃を謳っています。党の綱領を象徴するような候補者として、先の衆院選でオープンリー・レズビアンの尾辻かな子候補を擁立し(前進の民主党が2007年時点で尾辻さんを公認していたことは歴史的です)、めでたく当選を果たしていました。次の参院選においては、すでにオープンリー・ゲイの石川大我さんを参院選比例代表の候補として公認することが発表されていますが、これに続き、増原裕子さんを候補に立てることになったものです。
 立憲京都府連幹部は「弱い立場の人に寄り添う政治を京都から発信してほしい」と述べ、目玉候補としたい考えです。



立憲、増原裕子氏擁立へ 勝間和代さんのパートナー(朝日新聞)
https://www.asahi.com/articles/ASLDC76GMLDCPLZB01L.html

立憲民主、参院選京都で会社社長を擁立へ(毎日新聞)
https://mainichi.jp/senkyo/articles/20181212/k00/00m/010/232000c

参院選にLGBTコンサル社長の増原氏擁立へ 京都で立民(京都新聞)
https://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20181212000157

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