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大阪府が人種・民族差別やLGBT差別を禁止する条例を制定する方針を示しました

2018年12月19日

  来年のG20サミットやラグビーW杯、2025年の万博開催に向けて、大阪府の松井知事は14日、人種・民族差別やLGBT差別を禁止するため、ヘイトスピーチの規制などを盛り込む条例改正を行う方針を示しました。
 
 東京都が今年10月、2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けて、都道府県として初めて人種・民族差別やLGBT差別を禁止する人権尊重条例を制定しましたが、万博など国際的なイベントを控えた大阪府の松井知事も、今月14日の府議会で、人種・民族差別やLGBT差別を禁止するため、条例を改正し、ヘイトスピーチの規制などを盛り込む方針を明らかにしました。
 松井知事は「ヘイトスピーチは許さないという、大阪府の決意を府民に見える形で示していくべき。条例の改正を視野に早急に進めてまいります」と述べました。
 
 大阪では来年、G20サミットやラグビーワールドカップの開催を控えており、2021年には生涯スポーツの世界大会であるワールドマスターズゲームズが、そして2025年には万博が開催されます。こうした国際的なイベントの開催に伴い、海外からの訪日客(当然、その中にもLGBTの方がいらっしゃいます)がますます増えることを見据え、遅くとも来年秋までに条例案を提出したいとしています。
 
 東京や大阪を端緒として、こうした条例が全国に広がりを見せることを期待します。来年のラグビーワールドカップなどは、北海道から熊本まで全国各地で開催されますので、開催地の自治体はLGBTに関しても何らかの施策の実施が望まれるのではないでしょうか(すでに福岡は、県内の観光事業者などに向けてLGBTハンドブックを配布する対応を実施しています)
 




万博に向けヘイト規制条例を制定へ(ABCテレビ)
https://www.asahi.co.jp/webnews/abc_2_004_20181214012.html

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