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大阪府枚方市がLGBT支援宣言を発し、同性パートナーシップ証明制度も導入

2019年03月01日

 大阪府枚方市(ひらかたし)は2月26日、定例記者会見でLGBT支援宣言ならびに同性パートナーシップ証明制度導入について発表しました。
 
 枚方市は、LGBT(性的マイノリティ)を積極的に支援する姿勢を示す「ひらかた・にじいろ宣言式」を3月28日(木)午後2時、メセナひらかた会館で行います。式では伏見隆市長による宣言の後、大阪市でパートナーシップの宣誓をした南和行さん&吉田昌史さんによる記念講演を催します。 
 そして、4月からは同性パートナーシップ証明制度を導入します。同性カップルが市に対しパ ートナー関係であることを宣誓すると、市がカード型の宣誓受領証を交付するものです(いわゆる世田谷方式です)。これによりパートナーであることを公的に証明するとともに、受領証の提示により一定の範囲で婚姻関係や事実婚に準じた取扱いが行割れます。大阪府内では大阪市と堺市に次ぐ取組みとなります(堺市も4月からなので、同時です)
 また、4月から、専門の電話相談窓口の開設も実施します。毎月第2木曜に実施予定で、当事者団体に相談員の派遣を依頼するそうです。
 今後は、市営住宅の入居申請や市職員の休暇制度等にパートナーシップ制度を活用できるよう調査研究を進めると共に民間事業者への協力も呼びかけていくそうです。

 枚方市は第3次枚方市男女共同参画計画に基づき、性別にかかわらず誰もが暮しやすい社会を目指すため「性の多様性」の理解促進に向けた市民向けの啓発や職員向けの研修を実施してきています。こうしたなか、近年は同性パートナーシップ証明制度や専門相談窓口の開設などの具体的な支援事業を行う自治体が徐々に増え、人権尊重都市宣言を行っている枚方市として先進的に性的マイノリティ支援に取り組むことにより、当事者だけでなく市民誰もが性の多様性を認め合い、生き生きと暮らすことのできる人権尊重のまちづくりを一層推進するものとなります。
 
 枚方市は今年度、支援宣言に先立ち、市民向けの啓発リーフレット「ありのままにじぶんらしく」を作成、市内公共施設や市役所窓口などで配布しています。また、職員向けハンドブックも作成し、これを活用した研修を全職員の受講を目指し継続的に実施していくそうです。受講した職員にはアライであることを示すレインボーカラーのステッカーを配布し、名札などに貼り付けることで、市役所内での啓発活動にもつなげていくそうです。また、市が主催するLGBT関連イベント参加者など、市民へも広く配布します。

 詳しくは、枚方市公式サイトをご覧ください。

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