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テイラー・スウィフトがプライド月間を祝し、本格的にLGBT支援を宣言しました

 昨年、初めて政治的沈黙を破り、「同性婚を支持しない人には投票できない」と語ったテイラー・スウィフト。結果的に、投票する時に必要となる有権者登録の数を激増させ、全米に大きな影響を与えました。そんなテイラーが5月31日、テネシー州(シンガーとしての自身の音楽のルーツがあり、音楽制作の拠点としているナッシュビルはテネシー州にあります)のラマー・アレクサンダー上院議員宛てに、LGBTQ+への差別を禁じるEquality Act(平等法)※を支持するよう求めた長文の手紙を送ったことをインスタグラムで発表しました。

※Equality Actは、雇用や住宅、教育その他あらゆる分野でLGBTQ+の権利を保護することを明示した連邦法で(全米のLGBTQの悲願でしたが、オバマ政権時代にも(議会で共和党が反対したため)実現できませんでした)、人種や性別、宗教などと同様に、SOGIを理由とした差別を禁止する内容です。5月中旬に下院で可決され、その際は民主党議員だけでなく、8人の共和党議員も賛成に回りました。
 
「私たちには祝福すべきこともたくさんありますが、この国のすべての人が真に平等に扱われるようになるまでにはまだ多くの距離があります」とテイラーは手紙を始めています。
「私たちの国においてその市民の保護が行われていないことで、LGBTQの人たちは同性愛嫌悪ないしはトランスジェンダー嫌悪の雇用主や大家によって日常生活をひっくり返されるのではないかと恐れながら暮らすことになっています。法の下で心ない他者の嫌悪と偏見にさらされるがままになっている人たちがいるという事実はひどいことですし、受け入れられるものではありません。法律がすべての国民を真に平等に扱うこと、国全体でそれを求めていくことで私たちのプライドを示すのです」
「宗教的な自由を侵害することになると述べている人たちがいることも知っています。しかし、近年(そして、はっきりと声に出して)意見を異にしてLGBTQのコミュニティを守ることを宣言している宗教指導者がテネシー州にもたくさんいるのです」
「どうか、上院で平等法に賛成票を投じて、激しく不当な差別を禁止することで、よりよくできる人生があるということを考えてみてください。私も、個人として、本当に感謝をすることでしょう」

 文中では64%のテネシー州民が平等法を支持しているという調査結果や、政党を超えた大多数のアメリカ国民がLGBTQ+を差別から保護することに賛同していることが数字で示され、平等法に反対票を入れることはほとんどのテネシー州民だけでなくアメリカ国民全体の願いに反することだと述べられています。


 テイラーはインスタグラムのコメント欄にも長文のメッセージを載せ、LGBTQ+コミュニティの人々が真の平等を手にすることへの強い思いを明かすとともに、手紙を送る経緯や、それを送ることの意味、そしてより多くの人が行動を起こすことの大切さを訴えました。以下全文訳です。

「ハッピー・プライド・マンス!!!! お祝いしたいことがたくさんありますが、この国のみんなが本当の意味で平等に扱われるには、まだ長い道のりがあります。先日、雇用・住宅・教育・公共の宿泊施設においてLGBTQの人々を差別から守る平等案が(下院で)可決されたという素晴らしいニュースがありました。次は上院に法案が提出されます。そこで私は、プライド月間がスタートするにあたり、私の(住む州の)上院議員に、平等法が通ることに私がどれほど強い気持ちを持っているのか説明する手紙を書くことに決めました。あなたも手紙を書くことを強くお勧めします。ハッシュタグ#lettertomysenator(上院議員に手紙を)であなたたちの手紙を読むことを楽しみにしています。
 現段階では、平等法の採択がいつ行われるのか、情報がありませんが、政治家は公職に就き続けるためには当選する必要があります。当選するには投票する「人」が必要です。多くの人々からの圧力は、政治家にポジティブな行動を起こさせます。だからこそ、私はchange.orgで、上院議員に平等法を支持するよう請願書を作りました。
 我が国の市民を守るための保護の欠如は、LGBTQの人々を脅かしています。彼らは、ホモフォビアやトランスフォビアを抱く上司や家主によって、人生を一変させられるかもしれないという恐怖を抱えて生きていかなけばなりません。実際に、憎悪や偏見を向けられる人がいて、それに対して法的に何もできないことは、非常に不快で受け入れられない事実です。
 だからこそ、国家レベルで、私たちの法律が、すべての市民を本当の意味で平等に扱うように、この(手紙での)要求で私たちのプライドを見せつけようではありませんか。プロフィールのURLをクリックして署名してください」


 
 そしてプライド月間がスタートする6月1日、LAの有名なフェス「2019 iHeartRadio Wango Tango」に出演したテイラーは、レインボーカラーの衣装を身にまとい、新曲「Me!」でコラボしている「パニック!アット・ザ・ディスコ」のブレンドン・ユーリー(パンセクシュアルであることをカミングアウトしています)とともに、LGBTQコミュニティを支援するメッセージを発しました。
 
「私の多くの曲は愛についてです。誰を愛するか、どう定義するか、それは自分で決めることができるべきだと感じています。ほかのみんなと全く同じ権利があるべきだとも」
「(テイラーがアレクサンダー上院議員に送った)請願署名は、私のインスタグラムのリンクから見られます。これは平等法を求めるためのもので、基本的には“私達はみな、フェアで平等に扱われるべき”だというメッセージを政府に送りたいということだけです。もしあなたがこれに署名してくれたら、私にとって大きな意味があります。だって私たちは一緒に立ち上がらないといけないと思うのです。そう思いませんか?」 
 
 
 今年4月、テイラー・スウィフトはLGBTQの権利擁護団体に11万3000ドル(約1250万円)を寄付したことも明らかになっています。
 まるでかつてのレディ・ガガのように、LGBTQ支援に本腰を入れ、署名運動までスタートさせ、プライド月間の幕開けを祝福したテイラー。これはもう、新たなゲイアイコンの誕生と言ってよいですよね。

 
 


テイラー・スウィフト、プライド月間にLGBTQへの差別撤廃を訴える(ELLE)
https://www.elle.com/jp/culture/celebgossip/a27692015/taylor-swift-190603/

テイラー・スウィフト、LGBTQ権利法案の支持を共和党議員に懇願「どうか、どうか考えて」(ハフィントンポスト)
https://www.huffingtonpost.jp/entry/taylor-swift_jp_5cf37ac8e4b0a1997b6b9e64

テイラー・スウィフト、LGBTQの人々の権利を求めて共和党議員に手紙を送る(NME)
https://nme-jp.com/news/73819/

テイラー・スウィフト、LGBTQに平等を!全米に影響与える「政治的発言」で大統領を非難(フロントロウ)
https://front-row.jp/_ct/17277502

テイラー・スウィフト、レインボードレスで「プライド月間」をキックオフ! 「私達は一緒に立ち上がらなければ」と強いメッセージ(TV Groove)
https://www.tvgroove.com/?p=12658

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