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ヘンリー王子とメーガン妃が、故ダイアナ元妃がエイズ患者を見舞う写真などを掲載し、LGBTQ+コミュニティのサポートを表明しました

2019年06月05日

 英国王室のヘンリー王子(サセックス公爵)とメーガン妃がプライド月間を祝し、レインボーな写真とともにLGBTQ+コミュニティをサポートするコメントをインスタグラムに掲載し、話題を呼んでいます。

 お二人は、このようにコメントしています。
「6月、私たちは“プライド”をもって、プライド(LGBTQ+コミュニティの人々)に光を当てます。私たちは、あなたたちを支持して、サポートします。なぜならそれはとてもシンプルなことだからです。愛は愛なのですから」
 さらに、「Human Rights Campaign」や「Trevor Project」など11のLGBT団体をフォローすると発表しました。

 コメントとともに掲載された9枚のコラージュ写真の中には虹が描かれた壁の前に佇む(何かレインボーカラーでメッセージが書かれたTシャツを着ている)ゲイと思われる方の写真や、大きなレインボーフラッグに「I LOVE YOU THIS MUCH」と書かれた写真、パレードの写真などがありますが、特に話題になったのは、故ダイアナ元妃の写真(右列中央)です。
 この故ダイアナ元妃の写真は、彼女がエイズ患者と面会するために病院を訪れたときのものです。HIVは性的指向に関係なく感染しますが、同性間の性的接触で感染する方の割合が高く、LGBTQ+コミュニティの課題でもあるため、この写真が選ばれたと思われます。
 故ダイアナ元妃は手袋をしていません。公務のときは手袋をはめていることが多いロイヤルファミリーですが、彼女はHIV陽性者と対面した際に素手で握手することを心がけていたそうです。「HIVは簡単に感染する恐ろしい病気」という誤ったイメージが世界中に広まっていた頃に、彼女はあえて素手で握手し、人々の誤解と偏見を払拭するきっかけになったと讃えられています。
 
 そんな母親の姿を見て育ったヘンリー王子は、先日、トランスジェンダーの子どもたちをサポートする姿勢も見せるなど、チャリティ活動に意欲的に取り組み、多くの人に勇気と希望を与えているそうです。

 英国王室といえば、2016年にウィリアム王子がゲイ雑誌の『Attitude』の表紙に登場してインタビューで「誰も自らの性的指向のせいでいじめられるべきではない」と語ったり、エリザベス女王のいとこが英王室初の同性婚をしたりというニュースもありました。素晴らしいロイヤルファミリーですね!


 

ヘンリー王子とメーガン妃、故ダイアナ元妃と共に「プライド月間」をサポート(フロントロウ)
https://front-row.jp/_ct/17277507

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