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「幸せの国」ブータンで同性愛が合法化されました

 「幸せの国」として知られる仏教国・ブータンの国会が同性間の性行為を禁じる法律の撤廃を決定しました。これにより、国内でのLGBTの認知が進み、権利状況も前進すると見られています。

 もしかしたら旅行でブータンに行ったことがある方もいらっしゃるかもしれません。ヒマラヤに近い、風光明媚な小国で、幸福度の高さで知られています。しかし、ブータンで生まれ育ったゲイの人たちは、果たしてゲイとして「幸せ」なのか…これまであまり知られていませんでした。
 
 6月7日、ブータン王国の下院議会が、刑法の中で「ソドミーや不自然な性行為」を禁じる2つの条項を撤廃することで合意しました。修正された法は、上院に送られ、無事に採択されました。
 この条項では、同性間の性行為に対して1年以内の禁固刑が課されていました(ただし、これまで実際に逮捕されたケースはないそうです)
 ブータンのリヨンポ・ナムゲイ・ツェリング財務相は、5月29日にこの変化を示唆していました。彼は、新聞に、同性愛を禁じる法が「余分だ」と述べたのです。今の法制度では、1年以内の禁固刑に課される可能性があるが、これまで適用されたことはないと彼は言いました。「国際的な人権の実態に即してみれば、これは目障りだ」

 ブータンのLGBT団体「レインボー・ブータン」のペマ氏は、「この4〜5年、私たちががんばってきた闘いが、ようやく、実を結んだ」と語りました。 

 しかし、ブータンでのLGBTの法制度の整備は、緒についたばかりです。またブータンの法体系においては、LGBTがいないことになっています。雇用などにおける差別からも守られないし、同性カップルは結婚も子育てもできません。
 文化的には、多くのブータン人がトランスジェンダーの人々に対して「極めて受容的」ですが、同じ口で同性愛に対して「不自然だ」と言います。ゲイ・バイセクシュアル男性のほとんどは、クローゼットに閉じ込められたままです。 
 ブータンでも最もオープンなゲイの人物と知られるカルマ・デュプチェン氏は、こう語っています。「私はいかなるハラスメントにもあったことがありません」「しかし、この国の成人したゲイは、疎外を経験しています。これまでLGBTという考え方を誰も知らなかったからです」
 
 ブータンのお隣りのインドでは、2018年に同性間の性行為を違法とするソドミー法が撤廃されています。
 また、ネパールでは、すでに2000年代からオープンリー・ゲイの国会議員が誕生し、LGBT団体やLGBT旅行会社が設立され(同性結婚式のプランもあります)、LGBT向けのカフェ&バーもあり、2015年には世界で3番目に憲法でLGBT差別禁止を謳う国となり、最新の「ゲイフレンドリーな国ランキング」では台湾と同列の41位にランクインし、(イスラエルを除いて)アジア最上位となっています。

  
 

Bhutan moves to decriminalise homosexuality(PinkNews)
https://www.pinknews.co.uk/2019/06/07/bhutan-gay-homosexuality-decriminalised/?fbclid=IwAR0ztK_4AzzuFHX1efwvmvBO8qKdENA0S8Bo2Hv23WY3y8xqGbiW1LT6oqI

Bhutan starts process to decriminalize homosexuality(GAY STAR NEWS)
https://www.gaystarnews.com/article/bhutan-starts-process-to-decriminalize-homosexuality/#gs.hghw97

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