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エクアドルで同性婚が認められました

2019年06月13日

 エクアドルの憲法裁判所は6月12日、同性婚を合法化する歴史的な判決を下しました。
 
 同国の憲法裁は、非公開の審判で判事9人のうち賛成が5人、反対が4人で同性婚を合憲と認めたことを明らかにしました。反対した4人は、同性婚を合法化するためには国会で憲法改正の審議が必要だと主張していました。
 憲法裁判所の判決を受け、エクアドルの国会は同性婚ができるように法律を改正しなければいけません。しかし、憲法学者のサリム・ザイダン氏は「憲法裁判所の判決には強制力があり、憲法裁判所が地方自治体に判決の通達をすれば、すぐに同性カップルは結婚できるようになる」と述べています。通達は、10日以内に行われるそうです(したがって、国会での承認を待たずに、結婚できるようになります)
 元最高裁長官のグスタボ・メディナ氏も、エクアドル当局は憲法裁の決定に従わなければならない「拘束力のある義務」を負っていると述べています。

 この裁判は、2組の男性カップルが平等な婚姻の権利を求めて起こしたものです。そのうちの1組、エフレイン・ソリア&シャビエル・ベナルカザーのカップルは、シビルユニオンを結んでいました(エクアドルでは、2015年からシビルユニオンが法的に認められています)。しかし、シビルユニオンでは、結婚と完全に平等ではありません(受けられない権利もあります)。ソリア氏は判決後に記者会見し、「他の人たちと同じように、平等になったことを喜びましょう。これは我々のコミュニティ全員、そしてエクアドルにとっての喜びです」と語りました。
 
 今回の決定で、エクアドルは、アルゼンチン、ウルグアイ、ブラジル、コロンビアに続く、南米で5番目の同性婚承認国となりました。
 世界では28番目です(同性婚承認国の一覧はこちら
 


 
 
エクアドル憲法裁、同性婚を合法化(AFP)
https://www.afpbb.com/articles/-/3229816?pid=21365402

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