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【STONEWALL50】米マスターカードが通称名を使えるカードを発行&NYのゲイタウンに新たな標識を設置しました

 クレジットカード大手の米マスターカードは6月17日、トランスジェンダーやノンバイナリーなどの顧客に向けて、カードに記載する名前を選択できる「トゥルー・ネーム・カード」を発行すると発表しました。
 2015年にNational Center for Transgender Equalityが、アメリカのトランスジェンダーにヒアリングした調査の結果によると、トランスジェンダーやノンバイナリー(性自認が典型的な男性/女性に当てはまらない方、Xジェンダー)の方がカードを使用する際、ID上の性別や名前と外見が一致しない方の約3人に1人がいやがらせを受けたり、サービスを拒否されたり、暴力を振るわれたりしたことがあるそうです。
 マスターカードは、ネットワーク企業に本名とカード名が一致する必要があるかどうかを調査し、トゥルー・ネーム・カードの発行を決定しました。顧客は、法的な変更手続きを行わず、記載する名前を変更することができます。カードの種類にはクレッジットとデビットカードがあり、2020年初頭に発行を開始する予定です。
 マスターカードは、「本来のジェンダーアイデンティティを反映した商品を開発する取組みが、業界で話題となり、他の企業も同様のサービスが促進されることを望んでいる」と声明で述べています(素晴らしいですね)

 マスターカードはまた、トゥルー・ネーム・カードの発行とストーンウォール50周年を記念し、ニューヨーク市人権委員会とパートナーシップを組み、「ストーンウォール・イン」があるクリストファー・ストリートとゲイ・ストリートとの交差点に、多様な性を包括する新しい標識を設置しました。
 ゲイ、レズビアン、バイセクシュアル、トランス、クィア、インターセックス、アセクシュアル、ノンバイナリー、パンセクシュアル、2スピリット※、+という11色で表現された新しい標識には、「ゲイ・ストリートを通る全ての人が、どんな性自認や性的指向であっても関係なく受容されていると感じることができるように」という意図が込められているそうです。
 ニューヨーク市は、プライド月間の間、特別に、ゲイ・ストリートを「アクセプタンス・ストリート」(アクセプタンス=受容という意味)という名称に変えるそうです。この標識も今月末までの設置となりますが、ワールドプライドのオーガナイザーは、この標識が永遠のシンボルとなるためにはどうしたらいいか、考えているそうです。

※2スピリット:ネイティブアメリカンの間で古くから見られるジェンダーで、自分の体に女性の魂と男性の魂が同時にあると感じている人や、いわゆる男らしさ/女らしさとは異なるジェンダーを生きている人のこと。彼らは、ヒーラーだったり、預言者だったりして、コミュニティ内で尊敬の対象であったことが知られています。


New York City's 'Gay Street' Renamed 'Acceptance Street' for Pride(Advocate)
https://www.advocate.com/pride/2019/6/19/new-york-citys-gay-street-renamed-acceptance-street-pride

マスターカード トランスジェンダーらに名前が選べるカード発行へ(mashup NY)
https://www.mashupreporter.com/mastercard-true-name-card/

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