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ラッパーのリル・ナズ・Xがカミングアウト

 ビリー・レイ・サイラス(マイリー・サイラスの父親)とコラボしたカントリー&ラップソング「Old Town Road」が大ヒットを記録している(現在、Billboard全米シングルチャートで13週連続1位を更新中)の人気ラッパー、リル・ナズ・Xが、プライド月間の最終日にゲイであることをカムアウトしました。
 
 ニューヨークでストーンウォール50周年を祝う歴史的なワールドプライドのパレードが開催され、サンフランシスコなどでもプライドパレードが行われた6月30日(日)、リル・ナズ・Xは、Twitterに「すでに気づいていた人もいれば、そんなことどうでもいいって人、もう俺と話をしないって人もいるだろう。でも、プライド月間が終わる前に、『C7osure』をじっくり聴いてほしいんだ」と投稿、レインボーの絵文字も添えられていました。直接的にゲイという言葉は使っていないものの、これは明らかにそういう意味だと受け止められています。
 ちなみに、リル・ナズ・Xが「聴いてほしい」と言った楽曲「C7osure(クロージャー)」には、「もう演技なんてしない。天気予報で“自分を成長させてやるべき”と言ってる」「俺にはもう赤信号はない。ベイビー、青だけだ。もう行かなきゃ」といった歌詞が出てきます。
 
 プライド月間の最終日にカミングアウトという素敵なサプライズを届けてくれたリル・ナズ・Xの行動に心を打たれた著名人たちは、続々とサポートの姿勢を見せています。
 先週末イギリスの「グラストンベリー・フェスティバル」のステージで一緒にパフォーマンスを披露したマイリー・サイラスは、舞台裏でのリル・ナズ・Xとのツーショット写真と共に、「私の可愛い弟、誇りに思うわ! 永遠にあなたの味方よ」とのメッセージをTwitterに投稿しました。

 フロントロウの記事によると、黒人社会ではいまだにLGBTQへの差別が根強く残っているものの、ショービズ界の中でもLGBTQに厳しいと言われてきたHIP HOP界でさえ、多くのアーティストがLGBTQコミュニティへの支持を表明するなど、変わりつつあります。「そうしたなか、黒人のラッパーであるリル・ナズ・Xがカムアウトしたことは革新的であり、若者や社会全体に与える影響も大きい」と評されています。

 カントリーもHIP HOPも、決してゲイに優しくないジャンルでしたが、その両者を融合させた斬新な楽曲をヒットさせ、BLACKミュージックの祭典「BETアワード」で初めてカントリーを歌い(白人のカントリー歌手も登場するという異例のステージとなり)、逆に黒人のリルがカントリーのイベントにも出演し、という具合に、これまで厳然と分断されていたものをミクスチャーさせ、楽しくピースフルに盛り上げるリル・ナズ・Xは、LGBTQに限らず、今のアメリカという国にとって本当に重要な意義をもつスターなのかもしれません。

 
 

リル・ナズ・X、同性愛者をカミングアウト!(MTV)
http://www.mtvjapan.com/news/p6qpew/190703-08

リル・ナズ・X、「同性愛者」だとカミングアウト(フロントロウ)
https://front-row.jp/_ct/17284663

リル・ナズ・X、同性愛者であることに「拒否反応」を示す人たちを斬新な方法でかわす(フロントロウ)
https://front-row.jp/_ct/17284893

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