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サンフランシスコ国際空港が第1ターミナルを「ハーヴェイ・ミルク・ターミナル1」と改称、ハーヴェイ・ミルクの写真展示も

 現在改修工事が行われているサンフランシスコ国際空港で、7月23日(現地時間)、第1ターミナルが「ハーヴェイ・ミルク・ターミナル1」という名称でリニューアルオープンし、「Harvey Milk: Messenger of Hope」と題されたハーヴェイ・ミルクの写真展もお披露目されました。

 ハーヴェイ・ミルクは1977年、ゲイであることを公にして初めてサンフランシスコ市会議員に当選した活動家で、レインボー・フラッグを誕生させた盛大なプライドパレードを開催し、ゲイの教師を解雇できる差別的な州法を廃案に追い込むなど、コミュニティのために尽力し、「カストロ通りの市長」と呼ばれました。しかし、1978年、同じく市会議員を務めていたダン・ホワイトによってジョージ・モスコーニ市長とともに暗殺され、帰らぬ人となりました。ハーヴェイ・ミルクの生涯は映画『ミルク』などにも描かれ、アカデミー賞を受賞しているほか、2008年にはカリフォルニア州がハーヴェイの誕生日である5月22日を「ハーヴェイ・ミルク・デイ」と定め、2009年には大統領自由勲章を授与されるという栄養にも輝いています。「タイム誌が選ぶ20世紀の英雄・象徴的人物100人」の1人にも選ばれています。

 そんなサンフランシスコゆかりの偉人であるハーヴェイ・ミルクの名前が、総工費約2,580億円をかけたサンフランシスコ国際空港のリニューアルの目玉として、新しい玄関となる9つの新しいターミナルのうちの1つ、ターミナル1の名称に冠されたのです。ただ名前をつけただけでなく、「Harvey Milk: Messenger of Hope」と題して約120メートルにわたって100点ほどのハーヴェイ・ミルク関連の写真などが展示されているということも、素晴らしいですね。
 たまたま通りかかったブライアン・マーティンという方はNBCに対して「こんなミュージアムのような展示が見れるなんて思ってもいなかったので、驚いた。歴史の教師として、この展示が見れて、とてもよかった。印象的だった」とコメントしています。
 イバール・C・サテロ空港長は、「ハーヴェイ・ミルク・ターミナル1は、空港体験の新たな基準を設定し、先駆的な公民権運動指導者の人生と遺産に敬意を表しています。世界中の何百万もの人々にとって、サンフランシスコ国際空港はサンフランシスコ・ベイエリアの第一印象であり、ハーヴェイ・ミルク・ターミナル1は、私たちの地域を素晴らしいものにしているものを見せてくれます。革新の精神、環境への焦点、そして最も重要なことは、多様性、平等、そして包括への献身。世界中の旅行者が、サンフランシスコ国際空港のターミナルで彼の名前を冠したハーヴェイ・ミルクの話に触発されることを願っています」と語っています。
 この展示は、セキュリティチェックを通った後のエリアに設けられていて、2021年夏まで観ることができるそうです。それまでにサンフランシスコを訪れる予定のある方はぜひ、ご覧ください(サンフランシスコの新しいインスタ映えスポットになりそうですね)
 



サンフランシスコ国際空港、第1ターミナルを「ハーヴェイ・ミルク・ターミナル1」に ゲイを公言して当選した人権活動家(TRAICY)
https://www.traicy.com/20190724-SFOterminal

Harvey Milk Terminal opens at San Francisco International Airport(NBC)
https://www.nbcnews.com/feature/nbc-out/harvey-milk-terminal-opens-san-francisco-international-airport-n1033021

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