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10/5、日本で初めてのゲイ・ラグビーの国際親善試合が開催されます

 ラグビーW杯が盛り上がるなか、東京で10月5日(土)、日本と世界のゲイ・ラグビーのエキジビションマッチ(国際親善試合)が行われます。International Gay Rugbyに加盟する世界の50ものクラブからゲイのラグビープレイヤーが来日し、Japan Inclusive Rugbyの方々をはじめとする日本(やアジア)のラグビープレイヤーと対戦します。


 欧州や北米を中心としたゲイのラグビーチームが20年前、International Gay Rugby(IGR)という国際団体を設立しました。IGRは、世界のInclusive Rugby Team※をつなぎ、交流イベントなどを行なっていく母体で、ホモフォビアと闘い、スポーツにおける包摂を推進する他のスポーツ団体とも連携しています。さらには、ゲイゲームズ連盟の会員でもあります。今や、LGBTのワールドラグビー団体の代表として認知されています。

※Inclusive Rugby Team:「インクルーシブ」は、日本ではまだあまり浸透していない、日本語訳も定まっていない言葉ですが(あえて言うなら「包摂的」でしょうか)、「ダイバーシティ&インクルージョン」から推測するに、多様な人々が共に生き生きと活動していけるような取組みが行われている、スポーツで言うと、協会が性的指向による差別の禁止を明言していたり(五輪憲章もそうですよね)、何か差別事案が発生した際には毅然と対応し、性的マイノリティの選手が守られる仕組みがあるとか、そういう意味だと思われます。ですから、Inclusive Rugby Teamとは、単にゲイ・バイセクシュアル男性が集まったチームであるというだけでなく、世の中のラグビーの協会や関係団体などにも働きかけ、環境を整えていきながら(ホモフォビアと闘いながら)、ゲイの人たちが安心してラグビーを楽しめる機会を創出していくチームということになるのではないでしょうか。
 
 それから、World Barbarians Foundationという団体があります。アドボカシー(権利擁護)、教育、そして参加を通じて、スポーツにおける包摂にフォーカスした非営利団体です。ラグビーを通じ、あらゆるLGBTコミュニティの人々の受容や理解を推進すること、そして「友情やチームワークを鼓舞する」ことを目指します。

 この両団体が、歴史的な協働によって、ラグビーW杯で盛り上がる東京で、International Inclusive Challenge(ICC)を開催することになりました。
 ICCは、「LGBT+コミュニティへのネガティブな見方が依然として社会にあるような地域のクラブを支援し、スポーツにおけるホモフォビアと闘う(タックルする)ことを支援し、世界中からラグビー・チームが結集する」もので、世界のInclusive Rugby Teamのエキジビジョン・マッチや交流会が行われます。
  
 IGR公式サイトによると、エキジビジョン・マッチは10月5日(土)に東京近郊で開催されます。生まれたばかりの日本のIGRチームを応援するために、そして、W杯期間中、IGRプレイヤーの才能とスピリットをアピールするために、ロンドン、シドニー、ヨハネスブルグ、アムステルダム、ニューヨーク、マドリードなど、IGRに加盟する世界中の50ものクラブから日本に集まり、World Barbariansとして3つのチームを結成し、Beijing Devils、Tokyo Crusaders、Japan IGR Samurai Warriorsというアジアの3つのチームと対戦します。
「ICCが、世界中のIGRのクラブからのメンバーとジョインし、#prideinrugbyウィークエンドを祝し、IGRの20周年をキックオフします」
(会場や時間の詳細は、非公開だそうですので、Japan Inclusive Rugbyの公式アカウントにDMでお問い合わせください)
 
 ラグビーW杯に合わせ、このような歴史的なゲイ・ラグビーの国際親善試合が実現したのは、日本で数年前からInclusive Rugby Teamが活動を続けてきた実績があり、IGRともコンタクトをとり、受け入れ態勢を整えてきたから、ということのようです(プライドハウス東京の協力もあったと思います。今年のアムステルダムのパレードで、田亀源五郎さんが描いたラグビーの旗を掲げたプライドハウス東京のフロートの写真とともに、ブリュッセルのラグビーチームが日本のInclusive Rugbyチームにエールを送ってくれています)
 のちほど代表の方のお話もお伝えしたいと思っておりますが、公式Twitterなどの情報によると、約6年前に「Osaka Inclusive Rugby」という最初のInclusive Rugby Teamが誕生し、海外のIGRのチームとも交流したり、代表の方が海外のIGRの大会にも参加するなどして、関係性を築いてきました。そして「Japan Inclusive Rugby」も立ち上がり、昨年7月には大阪で全国からラガーが集まって試合を行うイベントが開催されています。
 そうしたなかで、今回のICCの開催が実現したのです。
 Twitterには、W杯に合わせて来日した海外のゲイのラグビープレイヤーとともに、練習をしたり、試合観戦をしたり、交流を深めている様子が上がっています(こちらとかこちらとか)
 10/5の国際親善試合(W杯公式タイアップイベントだそうです)には、「Japan Inclusive Rugby代表として選ばれた23名」の方が参加するそうです。「力一杯、多国籍チームと闘ってきます!」とのことです。
 もしこの歴史的な試合を応援したい!という方は、Japan Inclusive Rugbyの公式アカウントにDMでお問い合わせください。
 



International Inclusive Challenge(International Gay Rugby)
http://igrugby.org/news-2019-09-16.htm

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