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兵庫県明石市で初のパレードが開催されました

2019年11月12日

 兵庫県明石市も同性パートナーシップ証明制度を導入へ、11/10にパレードも開催のニュースでお伝えしていたように、明石市が来年度に同性パートナーシップ証明制度の導入を発表し、地元の複数の団体が共同して11月10日(日)、明石プライドパレードを初開催しました。

 明石市でLGBTの支援や市民への啓発に取り組む団体「ソラニジ・アカシ」や、姫路市にあるコミュニティースペース「そらにじひめじ」の運営者らが共同で開催したものです。
 当日は、地元の方たちだけでなく、関東や東海地方の方、そして「そらにじ」の元祖であり青森のパレードの創設者である翔子さん&おかっちさんも駆けつけ、LGBT+アライ約90人が明石公園に集まりました。
 そして、泉房穂市長から祝辞が寄せられ、全文が読み上げられました。パレードを「歴史的に大きな一歩」と位置づけ、「課題を整理し、来年度中には新たな制度の創設につなげたい」とのメッセージでした。
 レインボーフラッグを掲げたパレードは、午後1時半、明石公園を出発し、明石駅北や明石港、銀座通り商店街を2列に並び、約2時間かけて行進。マイクで「私たちをもっと知ってください」と訴え、道行く人々に手を振りました。
 
 Youtubeに明石プライドパレードの模様の動画がアップされています(秋山理央さんというアライの方が以前から、全国のレインボーパレードを取材してくださっています)。キャリーカートにスピーカーを積んで、ゲイナイトチックな音楽を流しながら、主催の方がマイクで沿道の皆さんにアピールしながら、歩道を歩くという手作り感あふれるパレードですが、手をつないで歩くゲイカップル、スーツの方、レインボーカラーな衣装、スパイダーマンのコスプレなど、多様性あふれる方たちが笑顔で手を振ったりしながら歩いていると、沿道でも手を振り返してくれる人、車から「ハッピープライド!」と言ってくれる人、投げキッスを送ってくれる人などもいて、あたたかさを感じました。
 最後に主催のソラニジ・アカシの方がご挨拶し、「最初は(青森のように)3人で歩こうかと思っていたけど、こんなにたくさんの方が来てくださって、うれしいです」と、「来年も、どういう形かまだわかりませんが、同性パートナーシップ証明制度ができたことを祝して、またパレードをやれたらと思います。よろしくお願いします」と語りました。
 集合場所の明石公園はすでに紅葉も始まっていて、なんとも美しい景色でした。築城400年の明石城を見学したり、駅前などでふわとろの明石焼きを召し上がった方も多かったはず。来年は旅行も兼ねて、お出かけしてみてはいかがでしょうか?
 
 
  

LGBTに理解を 明石でパレード 90人がまちを行進(神戸新聞)
https://www.kobe-np.co.jp/news/akashi/201911/0012868831.shtml

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