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ビリー・ポーターが男性として初めて『ALLURE(アルーア)』誌の表紙を飾りました

 昨年のアカデミー賞のレッドカーペットでタキシードドレスを着て登場して以降、ジェンダーフルイド(流動的)ファッションのアイコンと目されてきたオープンリー・ゲイの俳優(ドラマ『POSE』ほか)、ビリー・ポーターが、史上初めて男性として美容雑誌『ALLURE(アルーア)』の表紙を飾りました。

 『ALLURE』は、ニューヨークのコンデナスト社が1991年に創刊した雑誌で、コスメ、スキンケア、ファッションなどの最新情報をはじめ、セレブ愛用のコスメやヘアケア商品の情報がいち早くキャッチできる美容雑誌として有名です。これまでずっと表紙は女性(レディー・ガガなど)が飾ってきましたが、ビリーは男性として初めて、この雑誌の表紙を飾ることになりました。
 目元にカラフルな紙が貼り付けられたインパクトのある表紙を手がけたのは、撮影がベン・ハセット、スタイリングがニコラ・フォルミケッティ※だそう。
 
※ニコラ・フォルミケッティは、レディー・ガガのクリエイティブ・ディレクターとして彼女のスタイリングを手がけたことで有名です。現在はDIESELやUNIQLOのディレクターを務めています。ゲイの方です。ちなみに静岡県生まれの日本人です。
 
 ビリー・ポーターはソーシャルメディアで「これは時代が変わりうるということ、現に変わりつつあるということの証左だ」と書きました。




 
 ビリーは『ALLURE』のカバー・ストーリー(インタビュー)で、自身のジェンダーをめぐる旅について赤裸々に語りました。
「男性性をよしとするヘテロノーマティブ(異性愛規範的)な衣服のありようは、長い間私を沈黙させてきた」
「私があまりに女の子みたいだったせいで、5歳のとき、カウンセラーのもとに連れて行かれた。毎週数時間、カウンセリングに通わなければいけなかった。私は何とも思ってない。彼らは知らなかったのだ。そういう時代だった」
「それは、私の原体験(初めての記憶)の一つ。何か君には間違ったことが起こっているね、君は『男らしさが足りない』から矯正しなければいけないよ。私の人生にはずっとそういう強迫観念がつきまとっていた。つい2分半前まではね」
 このネガティブな強迫観念は、ビリーが役者として成功した後も続いたといいます。ミュージカル『キンキーブーツ』にドラァグクイーンとした主演したこともあり、ビリーは「ケバケバしい」という批判にも晒されたそうです。
「ケバケバしさは私にとって沈黙のメカニズムだった。それは『お前はオカマで、俺たちはお前に関わりたくない」というコードとして機能する、落とし穴のようなものだった」
 しかし、ある時点から、ビリーは、そんな批判を気にすることをやめました。その後の結果は、みなさんご存じの通りです。

 トニー賞、エミー賞、グラミー賞を受賞してきたビリー・ポーターは、2月全米公開の映画『シンデレラ』にもフェアリー・ゴッドマザーの役で出演することが決定しています。
 つい先日は、黒人のイメージ向上に貢献した人々を表彰する「NAACPイメージアワード」にもノミネートされました。その中には「Entertainer of the Year」も含まれています。

 
 
 

Billy Porter Makes History as 'Allure’s First Male-Identified Cover(Out)
https://www.out.com/celebs/2020/1/09/billy-porter-makes-history-allures-first-male-identified-cover

Billy Porter first man to star on the cover of Allure – and it’s amazing(QUEERTY)
https://www.queerty.com/billy-porter-first-man-star-cover-allure-amazing-20200110

Why Billy Porter's Latest Cover Is Historic(PAPER)
https://www.papermag.com/billy-porter-allure-2644658483.html

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