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大阪府で同性パートナーシップ証明制度がスタート、第1号のゲイカップル「いつか法的権利を」

2020年02月01日

 大阪府で(都道府県としては全国2例目となる)同性パートナーシップ証明制度が施行されたことを受け、1月31日、第1号となるゲイカップルが府庁で宣誓し、吉村府知事から宣誓受領証(パートナーシップ証明書)を受け取り、「自治体の取組みが国の婚姻制度を同性カップルに広げる流れにつながれば」と語りました。

 
 大阪市など5市ではすでに同制度が施行されていましたが、1月22日から府内全域で「パートナーシップ宣誓証明制度」がスタートしました。
 大阪府から証明を受ける第1号カップルとなったのは、泉大津市に住むサービス業の山田修示さんとフリーデザイナーの蛭田成夫さん。約20年前から連れ添い、7年前にラスベガスで結婚式を挙げたそうです。吉村洋文知事から一人ずつ、運転免許証大の受領証を手渡され、「末永くお幸せに」と祝福されました。
 蛭田さんは「今日は自分にとってカミングアウト。そろそろ自分らしく生きていいと思えた」、山田さんは「つきあってもう20年一緒にいますので、ちょっと恥ずかしさとうれしさ五分五分の感じで」「いずれ夫婦と同じ法的権利を持てるよう社会が変わってほしい」と涙ぐみながら語りました。
 地元のテレビ局のニュースにも本名・顔出しで出演したお二人(素晴らしいですね)。山田さんが涙ぐみながら語る姿には、きっと多くの視聴者が胸を打たれたのではないでしょうか。
 
 受領証(証明書)があると、府営住宅の入居申し込みができるほか、府内の病院では手術の同意もできるよう検討されていますが、法的拘束力はなく、民間での対応はそれぞれの判断に委ねられます。吉村知事は「府としてしっかり政策を進める」「同性どうしも婚姻できるよう、本来は国がきちんと整備するべきだ」と述べました。

 1月31日現在、府の証明制度に申し込んだカップルは13組に上ったそうです(末永くお幸せに!)
 
 

 

大阪府の「パートナーシップ宣誓証明制度」 初めての「受領証」交付(FNN/関テレ)
https://www.fnn.jp/posts/2020013119352001KTV

LGBTカップル 公認の証書交付 大阪府(日テレNEWS24)
http://www.news24.jp/nnn/news88927149.html

「恥ずかしさとうれしさ五分五分」LGBTなど性的少数者カップルを夫婦に相当する公的なパートナーとして認める制度始まる(ABC)
https://www.asahi.co.jp/webnews/pages/abc_4888.html

大阪)府パートナーシップ第1号「いつか法的権利を」(朝日新聞)
https://digital.asahi.com/articles/ASN1Z4HPJN1ZPTIL00X.html

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