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「本当にあったいい話」新型コロナウイルス感染の不安と闘うゲイの方が、アプリで知り合った元医師の方に助けてもらいました

 BuzzFeedにとてもいい話が載っていたので、ご紹介します。 

 23歳のタリク・ドブスは、ミネソタ大学ツインシティ校の大学院に通いながら教育助手として働いているゲイの方。3月13日、タリクは痛みやだるさ、熱っぽさを感じ、救命センターで検査を受け、自宅で隔離生活を送りながら検査の結果を待ちました。1週間ほど経っても、連絡は来ず、熱が39.4度まで上がりました。
 そんななか、自宅隔離中で退屈しているゲイの方なら誰もが見ているというゲイアプリでメッセージをもらいました。相手はゲイリーという50代の男性でした。
 ちなみにタリクはバーニー・サンダースの支持者だったので「バーニー2020」というユーザー名で登録していたそうです。
「『やあ、バーニー』とメッセージが来ました。彼はすごく優しくて、僕がどうしているか尋ねてきました」
「僕は最初に『僕たちは会わない方がいい』と、新型コロナウイルスの検査結果を待っている状態だと伝えました」
 そこから会話の流れが変わりました。50代の男性は、かつて医者として働いていましたが、4年前、ウイルス感染によって心臓疾患を引き起こし、医師を引退したんだそうです。そしてタリクの症状について質問をしはじめました。
「彼はとても心配していました」
「十分な薬があるか、家族は面倒を見てくれるのかと聞かれました」
「自分は低所得家庭の出身で、実家に帰るまで何時間もかかる」と説明すると、ゲイリーは「君にはチームが必要だ。僕はそのチームの一員になって君を支えたい」と言い、2日後、ゲイリーはタリクに頼まれた大量の食料を持って彼の家の前に現れました。スーパーが閉まっていたため、卵・自家製ヨーグルト・野菜・果物を自宅から持参し、さらに、ゲイリーが当日に作った特製ポーチドサーモンとアスパラガスのバルサミコソース和えも持っていました。
 二人は安全な距離を取って網戸越しに対面しました。
「彼は、ドア越しの僕を見て『そこまで顔色は悪くないね』と言いました。少ししてから彼は黙り込み、悲しそうな顔をしました」
 タリクはありがたく食料をいただき、お礼を言いました。
 ゲイリーは自分の車に戻る途中、振り返りこう叫びました。
「がんばれ、バーニー!」
 
 幸いなことに、検査の結果、タリクは陰性だったそうです。
 体調が回復した後、タリクはこの出来事をブログ『ニューヨークの人々(Humans of New York)』を運営している写真家のブランドン・スタントンに伝えました。「まさか出会い系アプリでケアをしてくれる医師が見つかるとは思いませんでした」
 ブランドンは、フェイスタイムでタリクと通話している様子をスクリーンショットで撮影し、このストーリーとともにインスタグラムに投稿しました。この「本当にあったいい話」には55万もの「いいね」がつき、
「こんな大変な時期だけど、『バーニー』から幸せをおすそわけしてもらって、うれしいよ」
「この危機は、ゲイアプリの良いところを引き出してくれた」
「世の中、捨てたものじゃないね」
「いつか二人が初デートに行くってなったら…ぜひ知りたい!」
「多くの人が必需品の買いだめをしているなか、喜んで支援してくれる人がいる。これは、性的マイノリティのコミュニティにとっては、本当に大きな意味があること」
といったコメントが寄せられました。
 新型コロナウイルスの影響で人々が混乱し、恐怖が広がっている今、ゲイアプリで出会った人が親切にしてくれたというエピソードが、多くの人々に感銘を与えているようです。



 
「新型コロナかも知れない…」不安と戦う男性に手を差し伸べたのは、出会い系アプリで出会った人だった(BuzzFeed)
https://www.buzzfeed.com/jp/davidmack/coronavirus-guy-grindr-food-1

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