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川崎市の同性パートナーシップ証明制度は7月1日からスタートします

2020年04月04日

 先頃、同性パートナーシップ証明制度、川崎市も2020年度導入へとのニュースをお伝えしていましたが、川崎市の福田紀彦市長は3月25日、同制度の導入を7月1日からとする方針を示しました。


 この日、川崎市人権施策推進協議会の建石真公子会長が、LGBTの人権に関する答申を提出し、「市として必ず制度の導入をすべき」と提案しました。福田市長は「早期に実現すべく手続きを進めたい」と回答し、同性パートナーシップ証明制度の導入日について「できれば7月1日から施行したい」との意向を示しました。福田市長は以前から導入に前向きな姿勢を示していましたが、明確な時期を示すのは初めてです。
 福田市長の意向を受けて、川崎市人権施策推進協議会は「導入済みの自治体と比べ、同じ納税者でもサービスに差がある状況。早期に実現していただきたい。ゆくゆくは県内での制度の相互利用にもつながることを期待する」と語っています(神奈川県内の横須賀・鎌倉・逗子の3市が相互利用できるようにしています)

 同制度は市の要綱で定められる予定で、川崎市市民文化局人権・男女共同参画室によると、4月中に文教委員会へ説明会を行い、パブリックコメントで市民の意見を集約し、7月の施行を目指すとしています。

 神奈川県の地域情報誌『タウンニュース』の記事によると、川崎市では2018年6月に「自治体にパートナーシップ制度を求める会」の市内在住メンバーが市に対して制度創設に向けた協議開始の陳情を提出し、7月に文教委員会で審査され、「一人ひとりの尊厳を大切にする」との視点から賛成の声があがった一方、制度悪用を懸念する声も聞かれるなど(制度の悪用と言うなら婚姻制度こそやめるべきですよね…ただの言いがかりとしか思えません…)、議員間の受け止め方に温度差があったことから、継続審査となっていたそうです。
 
 上記の記事でもお伝えしたように、川崎市では、他の自治体にさきがけて独自の支援をしてくれる方たちがいらっしゃいました。99年に同性結婚式を挙げてくれた金山神社の宮司さんはすでに他界されていますが、川崎市での同性パートナーシップ証明制度の実現にあたって、天国の宮司さんにご報告し、お礼を申し上げたい気持ちです。



パートナー制、7月導入へ(タウンニュース)
https://www.townnews.co.jp/0206/2020/04/03/523465.html

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