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「新型コロナウィルス感染拡大によってLGBTがどのような困難を感じているか」のアンケートが開始されました、相談先も紹介されています

2020年04月07日

 一般社団法人「Marriage For All Japan – 結婚の自由をすべての人に」が、新型コロナウィルス感染拡大によってLGBTQやその家族、同僚や友人などにどのような困難が起こっているのかを把握し、国や各種団体、メディア等に届けるための調査を開始しました。

 「Marriage For All Japan – 結婚の自由をすべての人に」は、昨年2月に始まった結婚の自由(平等)を求める訴訟のために、弁護士さんやPRのプロの方々が結成した団体です。
 同団体のもとには、例えば、同性パートナーが配偶者、家族として認められないがゆえに「パートナーが入院した病院で居場所や安否を教えてもらえなかった」といった声もすでに聞こえてきているそうです(もし、長年連れ添ったパートナーの身に万が一のことがあっても、そのことすら知らせてもらえないとしたら、こんなに悲しいことってないですよね…)
 例示はされていませんが、「彼氏と一緒には住んでいないのだけど、緊急事態宣言が発せられたら(公的に家族と認められるわけじゃないから)もう会いに行くことができなくなるのかな?」とか、それぞれの方たちの置かれた状況によって、さまざまな問題や不安が生まれてくると思います。
 政府・公的機関・民間において適切な対応を受けられなかったという話から、「こんなことに不安を覚えた」という小さなことまで、幅広く受け付けてくれるそうですので、これを機に、いま感じていることを、書いてみてはいかがでしょうか。
「いただいたご意見は、状況の改善に役立つよう、マスメディアのほか、関係省庁等の関係機関にも提供させていただきます(基本的に匿名で、身元がわからないような細心の注意を払った対応を行います)」とのことです。
 
Marriage For All Japan緊急アンケート 新型コロナウィルス感染拡大の影響を教えてください
http://marriageforall.jp/blog/questionnaire202004/

 

 
 いま、多くの方々がさまざまな不安を抱え、誰かに悩みを相談したいと感じていることと思います。
 上記のアンケート自体は、お悩みに答えてくれる「相談」ではありませんが、アンケートのお知らせのページの下の方に相談窓口のリストが掲載されています。
(感染の不安については、各都道府県に専門の窓口があります)
 セクシュアリティのことにかかわらず、生活の不安や悩みを相談したいという方は、厚労省の助成で運営されている「よりそいホットライン」がよいかもしれません。LGBTのためのチャンネルを設けているくらいですから、ゲイだと言っても差別的な対応をされることはないはずです。

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