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テイクアウトするときにドラァグクイーンがサービスしてくれるレストランが話題に

2020年05月07日

 多くの飲食店が店内での飲食をナシにしてテイクアウトとデリバリーのみで営業しているというのは日本もアメリカも変わらないそうですが、やはりこのやり方だけで経営を成り立たせていくのは本当に大変…ということで、米インディアナ州ミシガンシティ(ピート・ブティジェッジが市長をつとめていたサウスベンドの近く)の『フィドルヘッド』というレストランが、素晴らしくファビュラスな打開策を講じました。お店の前にドラァグクイーンが待機していて、車で商品を取りにきたお客さんに手渡してあげるというサービスを始めたのです。地元のテレビ局ABCがニュースにして、LGBTメディアでも取り上げられています。

 
 『フィドルヘッド』はオーナーも従業員もLGBTのレストランとして5年前にオープンしたお店だそうです。
 「ドラァグサイド・ピックアップ」と名付けられたこのサービスは、毎週土曜日、お店にテイクアウトの予約注文をして車で商品を取りに来たお客さんに対して、ドラァグクイーンが店先で待っていて(ちゃんとマスクや手袋をして)手渡してあげたり、(ちゃんと距離をとりつつ)ちょっとおしゃべりしたり、写真を撮るのをOKしたり、というものです。
「この状況をやり過ごしている人々の心を明るくする、いいアイデアだと思ったんだ。ほかのお店とちょっと違ってて、ちょっと楽しいよね」と、『フィドルヘッド』のオーナー、アーロン・オライリーはTV取材に答えました。
「たくさんのうれしい反応をいただいて。やってて、とても楽しい」とドラァグクイーンの一人、ウィルマ・フェインゲルドは語りました。「もちろん売れ行きもバッチリ」
 お子さんと一緒に車で来た女性客は、「お店に入れないのは残念だけど、こんなテイクアウトなら最高ね」とコメント。「ドラァグクイーンが手渡してくれてちょっとしたおしゃべりもできるなんて、本当に楽しい。ドラァグクイーン大好き。みんな素敵よ」
 
 実際のサービスの様子の動画もご紹介します。ノンケのおじさんが「ファンタスティック!」と言ってたり、お客さんたちが本当に喜んでいる様子が伝わってきます。





参考記事:
An Indiana Restaurant Is Offering 'Dragside Pickup' During Quarantine(ADVOCATE)
https://www.advocate.com/news/2020/5/01/indiana-restaurant-offering-dragside-pickup-during-quarantine

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