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【追悼】『バディ』や『G-men』で活躍した漫画家の上条毬男さん

 1990年代半ば創刊の『バディ』や『G-men』の黎明期に漫画やイラストなどで活躍していたゲイ漫画家の上条毬男さんが、4月23日に亡くなったと伝えられました。享年56歳でした。

 ゲイ雑誌に連載される漫画といえばエロ漫画だった時代に、リアルなゲイカップルとアライの女性を描くなど、都市生活者をモチーフにしたトレンディドラマ感のある意欲的な作品を発表していました。『バディ』2号~1995年9月号に連載された代表作「Tango」は、ゲイ漫画がコミックス化されることが非常にまれだった時代に単行本として刊行されました。漫画以外にも小説の挿絵などのイラストも描いていました。
 
 田亀源五郎さんや、上条さんと仲の良かった女性イラストレーターのおおた・うにさんが追悼コメントをSNSに上げ、Buzzapでもニュースになりました。
 おおた・うにさんによると、今秋には二人で浮世絵展をやる予定だったそうですす。「こんなときでお別れにも行けていないので実感がなく、ほんとは今もお家でお絵描きしてるんじゃないだろうか、なんて思っています。ふたり浮世絵展、ほんとにやりたかった。20年近く、ほんとに楽しかった。大好きです」

 25年連れ添った上条さんのパートナーの方のblogによると、上条さんは腎不全と糖尿病の持病があり、通院しながら病とたたかっていたのですが、コロナ禍の影響で通院を数ヶ月控えており、気づかないうちに持病が体を弱らせてしまい、脳内出血を起こし、亡くなったそうです。

 『G-men』で小説を書いていらした城平海さんが「雑誌『ジーメン』初期、まだ書き始めだった私の拙い作品を挿絵で盛り上げて下さった絵師様。『都市生活者の夜』という連載コミックが好きでした。ご冥福をお祈りします」と追悼コメントを寄せているのをはじめ、TwitterなどのSNSには、「とてもショック」「Tangoは名作でした」「心に残る作品をたくさんくださった」といったコメントが上がっています。ちょうど4年前、やはり『G-men』で活躍していた漫画家の巽大悟さんもお亡くなりになっていたことに触れていらっしゃる方もいらっしゃいました。
 ご冥福をお祈りします。

 

参考記事:
ゲイ漫画家・上条毬男さんが死去、G-menやBadiなどで連載(Buzzap)
https://buzzap.jp/news/20200512-mario-kamijo-g-men/

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