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同性婚法成立1周年を祝し、台湾の蔡英文総統が同性婚カップルのための祝電をプレゼント

2020年05月18日

 台湾の蔡英文総統が、IDAHOBIT(国際反LGBTフォビアデー)を祝し、また、台湾の国会で婚姻の平等を定める特別法が採択されてからちょうど1年を迎えたことを祝し、TwitterとFacebookにLGBT支援のメッセージを投稿しました。

 昨年、アジア初の同性婚をスタートさせた蔡英文総統は5月17日、Twitterに#IDAHOTB(IDAHOBITと同じ意味で、別の略し方)のハッシュタグをつけて、「ちょうど1年前、結婚の平等が現実のものになり、太陽がより明るく台湾を照らした」と投稿し、台湾同志遊行(台北LGBTパレード)の写真を添えました。



同時に、蔡英文総統はFacebookで、「より多くの人に幸せになってほしい」と同性婚カップルの幸福を祈るメッセージを投稿しました。
蔡総統は、この1年来、多くのゲイの友人が結婚した、総統府からの結婚祝いのメッセージが求められているとして、その要望に応え、総統府公式サイトの結婚祝電申請ページを修正し、一般の「甲式」に加えて同性婚専用の「乙式」を新たに設けたことを発表しました。「乙式」を選択すると、レインボーカラーをアレンジした素敵な登録フォーマットが現れます。これに登録すると、蔡英文総統からの結婚祝いの祝電が送られる仕組みです(同性婚の場合、それ用の祝電が届くはずです)
「この小さな変更は、国の多くの重要な変化を象徴しています。同性婚法が採択されてから、まだ調整が必要な施策がたくさんあります。総統府は、この細部から徐々に、社会がより多様で開かれた方向に進んでいくように努めます」
 そして、新型コロナウイルスの影響で挙式する人が減ったことに言及し、感染状況が落ち着いた後、「総統府からの祝福のメッセージを希望する方たちに、喜んでお送りする」と申し込みを呼びかけました。
 本当に素敵なプレゼント、素晴らしい対応ですね。
 きっと今後、多くの台湾のゲイやレズビアンのカップルが利用することでしょう。


参考記事:
台湾、同性婚の容認法成立1周年 蔡総統「幸せになってほしい」(フォーカス台湾) http://japan.cna.com.tw/search/202005180001.aspx

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