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スコットランドが学校教育のカリキュラムにLGBTQの社会的課題についての授業を導入する世界初の国となります

 2021年、スコットランドのすべての公立学校で、LGBTQが直面しがちな社会的困難、社会的課題について学ぶ授業が教育カリキュラムに導入されることになりました。例えば同性婚や同性カップルの子育て、ホモフォビア、バイフォビア、トランスフォビア、そしてHIV/エイズのことなどを学びます。こうした授業が教育カリキュラムに導入される(必須となる)のは世界初だそうです。



 2016年、LGBTQ団体「Time for Inclusive Education Campaign(TIE)」が、スコットランドのLGBTQの90%がSOGIに起因するハラスメントを経験しており、27%がいじめられて自殺を図ったことがあるという報告書を提出しました。TIEはスコットランド政府とLGBT問題を解決するために綿密に連携してきました。
 2018年11月、LGBTQを社会的に受け入れるための教育を目指すワーキンググループ(33の団体が参加)が、教育現場でのいじめ、差別、偏見に対処するための提言をスコットランド議会に提出し、可決されました。これにより、2021年までにすべての公立学校に対してLGBTQインクルーシブ授業を義務付けることになったのです。
 
 学校でLGBTQインクルーシブ教育を導入することについては、激しい抗議や有害だとする議論なども一部にありました。
 しかし昨年、英国のLGBTQ団体「Stonewall」が実施した調査で、英国の国民の60%が小学校でLGBTQインクルーシブ教育を行うべきだと考えていることが明らかになりました。若い世代ではもっと高く、賛成が68%に上りました。
 
 ジョン・スウィニー副首相兼教育相は「スコットランドはすでにLGBTQの平等について欧州でも最も進んだ国の一つでになっています」と語りました。
「私はLGBTQインクルーシブ教育がカリキュラムに組み込まれた世界初の国なることを、心から嬉しく思います」


 単に、同性を好きになる人もいます、出生時に割り当てられた性別と異なる性別で生きたいと願う人もいます、といったことだけでなく、LGBTQが直面しがちな社会的困難、社会的課題、権利擁護について、必ず授業で学ぶというところが画期的で、素晴らしいです。
 他の国もスコットランドに倣うようになり、やがて国際社会のスタンダードとなっていくことを願います。

 

参考記事:
Scotland will become the first country in the world to add LGBTQ+ history to school curriculum(GAY TIMES)
https://www.gaytimes.co.uk/community/138273/scotland-will-become-the-first-country-in-the-world-to-add-lgbtq-history-to-school-curriculum/
LBGTIに関する授業 スコットランドが世界で初めて義務化(BuzzFeed)
https://www.buzzfeed.com/jp/otilliasteadman/scotland-lgbti-education-1

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