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HIV陽性者や性同一性障害者も加入できる共済ができました

2020年07月07日

 自治体発行の証明書がなくても同性パートナーを死亡共済金受取人に指定できる、HIV陽性者であっても加入できる、性同一性障害と診断されていても加入できる、PrEPの診療・検査時に一時金が給付されるといった画期的な生命保険「パートナー共済 ~わたしの愛をカタチに~」ができました。

「パートナー共済 ~わたしの愛をカタチに~」は、死亡保障中心の生命共済と入院・手術保障中心の医療共済を組み合わせた総合保障型共済で、保障の充実度による3つのコースから選べます。性別や性的指向、性自認、HIVを持っているかどうかにかかわらず、18歳から65歳までの日本国内在住者が契約可能です。
 現在、日本の50を超える地方自治体で同性パートナーシップ証明制度が導入され、HIV医療も進歩を遂げ、性同一性障害から性別違和・性別不合へと変わりつあるなど、性的マイノリティを取り巻く状況が大きく変動しています。一方で、これらの変化が、まだまだ理解されず、保険や共済の仕組みに反映されていないという現実があります。「誰しも守りたいものがあることは同じであるにもかかわらず、その想いを保険や共済ではカタチにできない。私たちはその「壁」を壊し、大切な人へカタチを遺し、託すことができるようにしたい。そんな想いを込め、多様性を認めあえる世の中をめざして、新しい共済「パートナー共済」を開発いたしました」とのことです。

「パートナー共済 ~わたしの愛をカタチに~」は、総合保険代理店事業を手掛けるR&C株式会社の100%出資子会社である株式会社ダイバースパートナーズが、パートナー共済会(所在地:東京都港区、代表理事:小吹文紀)から募集・管理・運営業務を受託し、5月25日から加入募集を開始したものです。
 現在、新規登録キャンペーン~ありがとうのカタチ~を実施中で、7月31日までに加入手続きを完了した先着200名様に選べるプレゼントをご提供しているそうです。
 また、新宿区新宿2丁目15-1秋場ビル601号(伝説の喫茶店『シンドバッド』が入っていたビル)に7月20日からお客様窓口が設置されるそうです。「詳しい説明を直接ききたい」「共済金の請求は窓口でしたい」という方はぜひ、足を運んでみてください。

 
 20年前、初代二丁目振興会会長でゲイクラブ「Delight」(のちの「Ace」「ArcH」)を立ち上げた川口昭美さんが、HIVを持っている人でも入れる生命保険を作りたいという夢を語っていたことがありました。当時はHIV陽性者への偏見が根強い時代でしたので、実現しませんでしたが、こうして今、HIV陽性者でも加入できる保険ができたのは、本当に感慨深いことです。
 
 
 
参考記事:
【業界初!】LGBT当事者が「入りづらい」と感じるハードルをクリアした共済「パートナー共済 ~わたしの愛をカタチに~」の加入募集を開始(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000060983.html

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