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若い世代を中心に依存症などに悩む方たちを支援するポータルサイト「Stay Healthy」がリニューアルOPEN

 HIV陽性者支援団体として絶大な信頼を得ている「ぷれいす東京」は、以前から薬物やアルコール依存に苦しむ方などの支援にも携わってきましたが、このたび(特に若い世代に向けて)ココロとカラダの健康をサポートする「Stay Healthy and be HAPPY!」をリニューアルOPENしました。ゲイ雑誌『バディ』などで活躍してきたmoriuoさんのイラストが素敵な、とても見やすいサイトです。ぜひご覧ください。

 このサイトが作られた背景にあるのは、2016年に9monstersを利用してゲイ・バイセクシュアル男性(一部トランスジェンダーなど)にアンケート調査を行なった「LASH調査」の結果です。全国6,921名の方から回答があり、10代20代の性のリスク、課題が見えてきました(詳細はこちら

・HIV検査を1回も受けたことがない人の割合
 16-19歳:80.1%
 20-24歳:56.8%
 25-29歳:51.5%
・何らかの薬物を使用開始した年齢(回答者全体のうち25.1%が薬物使用経験者)
 10歳未満:0.2%
 10-15歳:2.8%
 16-19歳:17.8%
 20-24歳:37.5%
 25-29歳:22.8%
・初めて薬物を使用開始した際の状況
 自ら望んで:19.9%
 相手に誘われて:71.9%
 同意のないまま摂取:8.3%
・悩みやストレス
 16-19歳:88.2% が「ある」と回答
・悩みやストレスを家族に相談
 16-19歳:
  家族に相談:16.3%
  友達に相談:47.5%
  誰に相談していいかわからない:24%

 全体の25%の回答者が何らかの薬物を使っていましたが、そのうちの8割は、10〜20代でなんらかの薬物の使用を開始していたことがわかります。使用開始は、「相手に誘われて」が7割を占めています。受け身のコミュニケーションの結果、リスクの高いセックスをしているにもかかわらず、HIV検査を受けたことがない割合も高いことがわかります。
 また、10代で「悩みやストレスがある」と回答した方が9割近くに上りますが、2016年の国民生活基礎調査で20代の「悩みやストレスがある」回答が40〜60%であったのと比べると、非常に高い割合を示しています。にもかかわらず、その悩みや不安について家族に相談できない人が多く、誰に相談したらいいのかもわからないという実態があります。

 これだけLGBTQが世の中で認められ、生きやすくなったと思われてるなか、10代20代の方たちが、いまだに悩みやストレスを抱え、セクシュアルヘルスやメンタルヘルスが良好とは決して言えず、いろんなリスクにさらされている(クスリの場合、逮捕のリスクもあります)という現実に胸が痛みます。

 こうしたシリアスな状況に鑑み、ぷれいす東京は、若いゲイの方に見てもらえるような、支援につながるようなサイトになるよう、すでに立ち上がっていた「Stay Healthy」をリニューアルしたのです。

 例えば、トップページに出てくるクラブで踊ってるシーンのイラスト(「仲間とクラブでアガるためのひと粒だったのに…」というキャプションがついています)をクリックすると、20代のタカシさんが体験したストーリーが語られます。

ナイトでイケメンから「音がよく聞こえて、楽しいよ!」ってバツってのをひと粒、すすめられて。食べたら、すごい気持ちよくって幸せーって感じに。グループの仲間にもなれて嬉しかったんだよね。だけどある日ホムパで…

 
「ダメ、ゼッタイ」では全くなく、依存から脱け出すためにはどうしたらいいのかということを、依存症支援団体や自助グループにつなげる形で教えてくれています。
 
 若い世代でなくても、例えば、メンタルヘルスの悪化とも関係してお酒に溺れてしまう可能性もあるかもしれませんし、セックスがらみでクスリを勧められたりすることもあるかもしれませんし、身近なこととして、サイトをご覧になってみてください。「自分は酒も飲まないし、クスリなんて無縁だし」と思う方も、若い世代を支援するプロジェクトへの応援の意味で、まずは、ご覧になってみてください。
 

Stay Healthy and be HAPPY!
https://stayhealthy.tokyo/


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