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【米大統領選】バイデン氏が大統領就任後100日以内に「平等法」の成立を目指すとの公約を明らかにしました

 米大統領選の民主党候補であるジョー・バイデン前副大統領は、11月3日の大統領選で当選した場合、LGBTQを差別から保護する「平等法」の成立を最優先課題とし、就任後100日以内の署名を目指すとの公約を明らかにしました。

 1976年に設立された由緒あるLGBTQメディア「フィラデルフィア・ゲイ・ニュース」が10月28日、バイデン氏に行なったインタビュー記事を掲載しました。その中で、「あなたはEquality Act※(平等法)を支持し、優先度が高いと述べてきましたが、もし大統領選に勝って、民主党が上院で過半数を占めることにも成功したら、就任後1年以内に平等法を通し、署名することを誓うつもりはありますか?」との質問に対してバイデン氏は、「平等法はLGBTQを差別から守り続け、経済障壁を低減する意味でも不可欠だ。あまりも多くの州で、LGBTQ差別を禁止する法整備がなされていない。性的指向や性自認によって民間サービスの提供を拒絶されるようなことは間違っていると言うほかない」「私は大統領に就任したらすぐに、平等法をアメリカ全土で実現するために全力を尽くすつもりだ」「平等を達成するた目に、私は最初の100日間で、平等法の法制化にトップ・プライオリティを置く」と述べました。
 
※Equality Act(平等法)は、雇用や住宅、教育その他あらゆる分野でLGBTQ+の権利を保護することを明示した連邦法で、人種や性別、宗教などと同様に、SOGIを理由とした差別を禁止する内容です。現状、ニューヨーク州やカリフォルニア州などではLGBTQの権利を守る州法がありますが、それがない州(逆に信仰の自由を優先して同性愛差別を正当化している州)も数多くあり、国レベルでの平等法の実現は、全米のLGBTQの悲願でした。オバマ政権時代にも国会で議題に上っていましたが、議会で多数を占める共和党の反対に遭い、実現できずにいました。2019年にも、民主党が過半数を占める下院で平等法をが可決されましたが、上院は共和党が多数を占めるため、未だ成立を見ていません。

 バイデン氏はオバマ政権で副大統領を務めていた時代から、LGBTQの権利擁護に関して指導的立場を取っています。
 同氏は、当選の暁には、平等を米国の外交の中心に据え、LGBTQの権利を国際的に拡大すると述べています。
「就任後100日間、平等法の成立を司法面での最優先課題とする。ドナルド・トランプはこの優先順位に反対している」
「同性愛を違法としたり、抑圧しているような国に、LGBTQを支援できる外交官を派遣し、平等を推進するために民間外交や公式声明、国連機関など米国が有するあらゆる外交手段を活用するつもりだ」
「私はいじめに立ち向かい、世界への関与で人権を再び中心に置く」
 

 そんなバイデン候補を、テイラー・スウィフトも支持しています。
「私たちが必要としている変化、それは有色人種の人々は自分たちの意見が反映されていると感じるにふさわしい、女性たちは自分の体に起きることを選ぶ権利を持つことにふさわしい、LGBTQIA+のコミュニティは社会の一員として受け入れられ、認められることにふさわしい、そう考える大統領を選ぶことです」
「私は今年の大統領選で誇りを持ってジョー・バイデンとカマラ・ハリスに投票します。2人のリーダーシップの下でアメリカは今、心から必要としている癒しの道のりを歩み始めるチャンスを得られると信じています」
 テイラーがこのコメント掲載した雑誌『V』では、ジェニファー・ローレンスやホールジー、クリス・エヴァンス、ビリー・アイリッシュをはじめ、多くのセレブたちもバイデン支持を表明しています。

 ゲイコミュニティでは、ルポールが「あなたの人生のために投票を」と呼びかけたり、『WE‘RE HERE』のクイーンたちが全米の50人のドラァグクイーンとともにキャンペーンを展開したり、ビリー・ポーターがHBOの「EQUAL」というLGBTQの名も無きヒーローに光を当てた番組で投票を呼びかけたり、某有名アプリもセクシーな動画を製作したり、本当にたくさんの人たちが選挙へ行こう!と運動しています。




 トランプ大統領は、ルース・ベイダー・ギンズバーグが亡くなった後、超保守派で同性婚にも反対しているエイミー・コニー・バレットを最高裁判事に据えました。これにより、最高裁判事は保守6:リベラル3となってしまいました。
 もし今回の大統領選および上院議員選で民主党が勝てなければ…再び、同性婚をはじめとするLGBTQの権利を守る法律が覆され、時代が逆戻りしてしまう危険もあります。
 有権者と神が民主党に味方してくれることを祈ります。


 
参考記事:
Biden pledges support to LGBTQ community(Philadelphia Gay News)
https://epgn.com/2020/10/28/biden-pledges-support-to-lgbtq-community/
LGBTQ「平等法」、就任100日以内に成立目指す=バイデン氏(ロイター)
https://jp.reuters.com/article/usa-election-biden-lgbtq-idJPKBN27E0DJ
米大統領選 テイラー・スウィフト、ジョー・バイデン民主党候補の支持を正式表明(ELLE)
https://www.elle.com/jp/culture/celebgossip/a34317721/taylor-swift-presidential-election-201009/

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