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ゲイで、エイズで亡くなったNFLのスター選手を描く映画が製作されます

『スーサイド・スクワット』などへの出演で知られる俳優のジョエル・キナマンが、新作映画で、エイズで亡くなったNFLのスター選手、ジェリー・スミスを演じることが明らかになりました。

 ジェリー・スミスは1960年代から70年代にかけて活躍したNFLのスター選手で、ワシントン・レッドスキンズで1977年までプレーし、オールスター試合であるプロ・ボウルに2回出場、同チームの殿堂入りも果たしています。現役引退後は、法律を学び、NFLの選手協会のエグゼクティブ・ディレクターを務めました。しかし彼は、1986年にエイズで亡くなりました。プロとして活躍したアスリートとして初めてのエイズの犠牲者でした。NFLでは1972年にDavid Kopayが初めてゲイであることをカムアウトした選手となりましたが、ジェリー・スミスはずっと公にはせず、死後に明らかになりました。この映画では、彼のチームメイトであり、黒人男性として差別に苦しんだブリッグ・オーウェンズが、ホモフォビアに苦しんでいたジェリーと友情を育み、偏見に立ち向かってゆく姿が描かれるそうです。

「ジェリー・スミスは、フィールドではスターであったものの、プライベートでは充足感を得ることはなかった。彼は苦闘のなか、ブリッグに助けられたが、今の時代でも、多くの若者がホモフォビアに直面し、誰にも相談できずにいる。特にスポーツの世界では。それがこのストーリーが語られるべき理由のひとつであり、40年前と同様、今でも身近な問題だ」と、ジョエルは声明で語っています。

 また、ブリッグ・オーウェンズは、「1人に対する不当行為は、全員に対する不当行為です。観客の方々が私たちの闘いにインスパイアされ、私たちと同様、未だアメリカに深く根付く不当行為に立ち向かうためには未だ多くの仕事が残っていると理解していただけることを願っています」と語っています。

 共同プロデューサーのアンソニー・カーンは、オーウェンズを、NFLの試合開始前の国歌斉唱の時にひざまずいて人種差別への反対を訴えたコリン・キャパニックに例え、「コリン・キャパニックの前には、ブリッグ・オーウェンズがいました。彼は、恐れて誰も口にしなかった選手の権利を求め立ち上がりました。彼は、フィールドの内外で正義のために闘い、アメリカがストーンウォールの反乱について初めて耳にしようとする時にジェリーを守ったのです」と語りました。
 
 この映画は(タイトルは決まっていないようです)、映画『パーフェクト・ガイ』やドキュメンタリー『Black Loev』などのプロデューサーを務めたトミー・オリヴァーが、脚本と共同プロデュースを務めます。アンソニー・カーンが設立した、人種差別などの社会問題を取り上げるメディアカンパニー「Fandomodo」が制作し、来年には撮影に入る予定だそうです。
 完成を楽しみに待ちましょう。



参考記事:
同性愛者隠しプレー、エイズで非業の死を遂げたNFLスターを描く映画製作へ(BANG Media International/デイリースポーツ)
https://www.daily.co.jp/gossip/foreign_topics/2020/10/29/0013821939.shtml

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